<日本ハム5−0ロッテ>◇26日◇エスコンフィールド
日本ハム新庄剛志監督(53)が、ドラフト1位の柴田獅子投手(19)からドリュー・バーヘイゲン投手(34)へのリレーを自画自賛しつつ、今後の起用方法などにも言及した。
一問一答は以下の通り。
−今日はルーキーの柴田投手で行きました。どんな思いで送り出したんでしょうか
僕をほめてしいな。ばっちりでしょ。柴田君投げさせてバーヘイゲン。ファームではね、そこまでいい投球はしてなかったんですけど、1軍のマウンドに立ったら間違いなくいいピッチングしてくれるようなピッチングをしてたように僕が見えたんで、今日はもう自画自賛。このタイミング。柴田くんも、なんかマウンドで自分でしっかり考えながら、キャッチャーのサインにも「そこは違いますよ。僕はこうこう、こういうボールを投げたら(抑えられる)」。前の攻め方からこう計算して、自分で組み立てて抑えてるなっていうようなピッチャーに見えましたね。
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−1回は全てストレートで3者凡退。そして2回、3回と変化球も交えてましたけれども。3回フォアボールなし。ノーヒット。まだまだ見たかったっていう部分もあるんですが
いや、それはね今日のペースで投げたら、実際何回ぐらいまで投げられたのかなっていうところは、ものすごく次投げさせるときに期待させるものあったし、しっかり38?、39?(笑い)。で、2回の予定だったんですけど、彼本人は多分3回投げたかったと思うんですよ。だからそこら辺も計算してストライクをしっかりといったというところも見えましたね。
−今日は3万5000人を超えるファンの方が応援に駆けつけたんですが、本当に多くの声援。どんな風に聞こえてましたか
ユニホーム配ったんでしょ、今日。ユニホームを配る日は超満員ですから。毎日配ったらいい(笑い)…じゃなくても入ってる。ありがたいですね。これに慣れちゃダメ。選手が。満員に。今まで足を運んでくれてるファンの皆さまに感謝の気持ちを持ってプレーしてほしいですね。
−このユニホームになってから7試合6勝1敗とほぼ負けてないという
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どのユニホームでも勝ちますね(笑い)勝っているときに言わせて(笑い)。でもね、評判いいですよ。このユニホーム。最初どうかなと思ったんですけど、集団になって見てみると、やっぱりなんか勝ちが続くと「いいかな」っていう風になってますね。
−打線の方も、石井選手の2点タイムリーツーベースだったり、五十幡選手が3番で盗塁も決めてレイエス選手のタイムリー。水谷選手のホームランもありました
石井くんがバッティング練習がものすごく調子良くて、チームで1位ぐらいの調子だったので、普通に出せば打つかなと。欲を言えば(満塁で本塁打)いれんかいって。満塁ホームランでええやん、ぐらいの気持ちを持つ選手と見てます。五十幡くんの3番は、相手のボスに唯一タイミングがあってたんで。なんかしてくれるかなというのを。五十幡君3割2分で3番とか打ってたら、嫌でしょうね、相手は。なんでもできる3番バッター。面白いかなって思ったんですけど、あしたは変えます(笑い)。ボスくん(登板の試合)だけだったので。
−明日ですけれども、伊藤投手が11勝をかけて登板
また次の(中継ぎ)ピッチャーが投げられない状態にね、なってくると思うんで。でも、どうでしょう、完投してほしいですね。伊藤君は完投しないといけないピッチャーだし、欲を言えば完封? もう9回はもう必ず投げなさいっていうルールのもとで、8回ぐらいにどうかなって言った時に、なんか次のいいピッチャーを使うっていうパターンができてるんで。基本は1人で投げさせる予定ではあります。
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−今日柴田投手が好投したんですけども、今後は
まずはファームで5回投げさせて、徐々に球数の制限をなくしていきながら、という感じ。今日のピッチング見たら、大事な試合の時に「中(継ぎ)でも見たいな」っていう気持ちにもなりましたし、基本はスタートで行かせる方向で取り組んでまいります。
−1軍での登板はしばらくない
ちょっと今のところはまだ考えてない。
−改めてなんですけど、3回投げ終わった後は、投げさせ続けて勝ちをつけようという気持ちは
ないないないない。
−どんないいピッチングしても
ないないないない。それはないです。いきなり5回投げさせることはなかった。40球を超える前で、例えば1回に30球だったらもう変えてます。多分それも計算しながら投げてますよ。彼は。
−なんかフォークで三振取りに行こうとしして、首振って。なるべく球数を少なく
僕は2回じゃないですよって。3回は投げさせてもらいますよ、みたいな計算をしながら。そういうピッチャーってね、経験積んでいけば完投能力が出てくると思うから。計算しながら。また(完投候補が)出てきやがった。
−悩みの種がまた
出てきやがったね。バーヘイゲンも。いや、今日のピッチングは正直ここまでいいピッチングしてくれるとは思わなかったですね。いや、今日の投げさせたのはでかいな、ほんとに。これはもう、次はもうね、最初から投げさせるピッチングしてくれたんで、はい、間違いないでしょ。
−そうなるとまた先発が混み合う
うーん、いいピッチング。福島くんもよかったしね。
−金村君もいますもんね
そうねえ。いやあ、難しすぎ。ちょっとそれはもう、ピッチングコーチとね、考えながら、あとはどこの球場がいいとか。対戦して、去年悪かったところに今年ぶつけてもいいんじゃないかなって。逆にあえてね、苦手意識を克服させたいっていう、この次の年も次の年もありますんで。ていうのは、話しながらね決めていきたいなと思いますけど。
−柴田くんはファームで投げてる姿と今日の姿って、監督から見てこう、同じような感じ
今日の方が力が抜けてた。ファームで投げてる時はいろいろ考えながら、さあ、どういう風なピッチングをしたら1軍で通用するかみたいな感じの投球だったんですけど、今日はもう3回投げたいっていうピッチング。みんなに柴田獅子をわからせたいっていうようなマウンドさばきには見えましたね。
−今日の柴田くんのピッチングを見て、将来どんなピッチャーに
将来? 将来…ひげ生えてんじゃないかな(笑い)。帽子のつばは真っすぐじゃないかな。そんなもう、今から分かるわけないじゃないですか。壁にもうあと7、8回ぶつかりますよ。まだ19歳ですよ。19歳で大したもんすよ。
−ボールの質とかは。見てていかがでしょうか
もっと出そうだなって。153じゃないなって。もう156とか7。ランナーいる時にそういうボールが欲しいんですよね。ランナーいないときは今日ぐらいの球でいいんですけど。セカンドや、二、三塁になった時に、どんって157とか。1試合でそんなに使わなくていいじゃないですか。そういうピッチャーにはなってほしいかなっては思いますね。まあまあ、打つ方もあるから。あした打たせて…(登録)抹消で(笑い)
−打撃はとりあえず今年は
いや、打たせたいね。
−やってくのですか
今の状態ではまだ打てないです。ファームのバッティングスタイル見てたら、差し込まれてボール球に手を出して三振のイメージしか湧いてこないですね。これをわざと言ってるんですけどね。本人に伝わるように(笑い)「ボール球、振ってませんよ」みたい姿勢を見てみたいですね。今後の向こうのね、打席で。
−1軍だといいピッチングをしそうって思われたのは、やっぱりその3回投げたいっていう気持ちが出るっていう風に考えてっていうとこですか
一番は場面でしょ。首位で来てて、さあ、ここで(後半戦)1発目誰だ。それは19歳の柴田くんですよ。で、調子上がってこなかったバーヘーゲンで締めるっていう、このリレーっていうのはもう完璧でしたね。(登板順は)「誰も作るな」と。今日(継投)僕がやったんで「(中継ぎ)誰もいらない」って。(コーチが)「だれか用意しますか」。「いらない、バーちゃんで行く」って(笑い)。
−首位ターンじゃなかったら
多分(柴田を)投げさせてないですね。今日は伊藤君でしたね。で、(柴田は)明日かもしれない。やっぱりこの注目を集めさせての、どんな投球をしてくれるっていうので、人間性も出てくるじゃないですか。そういうとこも見たかったっていうのはありますね。堂々としすぎててもーわからん。逆にまたすぐ投げさせたい。この流れいいかな。柴田獅子からバーヘイゲンコンビ。
−バーヘイゲンも胸の中に何かがあったはずですから
いや、ない(笑い)。今の自分の状況を考えたら、ない。柴田くんの後に俺が全て投げて抑えるっていう気持ち? ファームの方でね、90球ぐらいは投げてたんで、今日の球数は全然問題はなかったですね。足をゆっくり上げて踏み出して、前に間を作っての、この間がものすごく良かったですね。間があったから、コントロールよく投げられてて。で、クイックも全部じゃないですけど、1・2(秒)台もあったし。うん、ずっと取り組んでくれてたんで。はい。やっぱりクイック急ぎすぎると、ちょっとこう、(ボールが上に)ふけるというか、そういう球があったんで。でも、もう最終的にはゼロで抑えたんで。もう完璧でしょ。あとは、あそこ惜しかった。(2回)田宮君の、あそこポカッと打ち上げた。あれ、もう1点欲しくなかったですか。
−2点取った、追加点取った石井くんの後ですね
うん。あそこ1点なんか取りたかったですよね。でも、今日の打順も悪くはないなと。明日、(ロッテ先発は)田中くんですよね。まあまあ、今日の打順でいいかなとは思いますけどね。あ、五十幡君のところとキャッチャーは伏見君で。
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