
■MLB レッドソックス4ー2ドジャース(日本時間27日、フェンウェイ・パーク)
ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのレッドソックス戦に“1番・DH”で出場し、4打数1安打。今季10本目となる先頭打者アーチで2試合ぶりの38号を放ったが、その後は3打席連続三振に倒れた。
前日26日はノーアーチで連続試合本塁打は5でストップした大谷、レッドソックスの先発は今季11勝で6月1日から負けなしの7勝中、好調の左腕G.クロ−シェイ(26)。通算成績は5打数無安打4三振と苦手な投手。現在は勝利数1位、防御率2位、奪三振1位、投球回数1位とリーグ最強投手の一人。
1回の第1打席、カウント1−1からやや内角のストレートを完璧に捉えると、センター方向へ滞空時間の長い打球でスタンドへ。打球速度は173.8キロ、飛距離126m、角度は36度、2試合ぶりの38号ホームランとなった。
さらに続く3番・T.ヘルナンデス(32)も2試合連続となる16号ソロと、ドジャースはここまで点を奪ったことのなかったクロ−シェイからいきなり2点を奪った。
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2回、2死一塁で大谷の第2打席はストレートに空振り三振、その裏、メジャー18年目でレギュラーシーズン初のフェンウェイ・パーク初マウンドとなった先発C.カーショ―(37)が無死二、三塁のピンチを招くと、7番・J.デュラン(28)にセンターオーバーの2点タイムリースリーベース、さらに犠牲フライで2対3と逆転された。
レッドソックスの好投手・クロ−シェイはここまで11勝だが、敵地で9勝1敗、本拠地では2勝3敗と本拠地は苦手としている投手、ドジャースは3回、2死三塁とチャンスを作ったが、5番・A.パヘス(24)が空振り三振と同点に追いつけなかった。
カーショ―は3回にも無死一、二塁のピンチを迎えたが、4番・R.ゴンザレス(28)をセカンドゴロ併殺打、5番・T.ストーリー(32)をこの試合初の空振り三振を奪いピンチを脱した。
2対3と1点を追う4回、2死一塁で9番・キム ヘソン(26)が8球粘ってセカンド内野安打で出塁、一、三塁とピンチが広がり大谷の第3打席、しかし、ネクストバッターズサークルで長い時間準備があったが、打席にに向かった大谷がタイムを宣告、珍しく右ひじのエルボーガードを忘れた。やや気持ちが先走っていた大谷は2球ファウルでカウント0−2に追い込まれると、3球目は外角低めのカットボールに空振り三振に倒れた。
4回、カーショ―は2死からヒットを許すと、3番・R.アンソニー(21)、16歳差の対決はレフトフェンス直撃のツーベースを打たれて失点。2対4と追加点を奪われたところで降板となった。
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7回、1死走者なしで大谷の第4打席、レッドソックス2人目、左腕のJ.ウィルソン(37)と初対戦。フルカウントから6球目、外角低めのスライダーに空振り三振、38号の後は3打席連続三振となった。
ドジャースは1回の2点以降、レッドソックス投手陣を打ち崩せず、最後は守護神・メジャー16年目のA.チャップマン(37)に抑えられて敗戦。レッドソックスのクロ−シェイは6回を投げて、大谷から2打席連続三振を奪うなど10個の三振、今季5度目の2ケタ奪三振でリーグトップの12勝目となった。