テレビ番組などの実験コーナーなどでおなじみの「液体窒素(ちっそ)」の重さをはかる実験動画がYouTubeに投稿され、35万回近く再生されるほど話題になっています。
投稿したのは、さまざまな実験動画を投稿している「GENKI LABO(@GENKILABO)」のサイエンスアーティスト・市岡元気先生。「液体窒素の質量は1リットルあたり何グラムかな?」というテーマで、本物の液体窒素を用意して実験しています。
まずはかりの上に巨大ビーカーを置き、正確に計測するためグラム数を0にセット。液体窒素が手などにかからないよう厳重装備をしたうえで、ビーカーに入れます。
ビーカーの1000ミリリットル(1リットル)の目盛を基準に入れたものの、液体窒素は白い煙を出しながら沸騰(ふっとう)しています。液体窒素の沸点はマイナス196度なので、沸騰が収まる気配はありません……。
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驚くことに、はかりを見ると1秒ごとに約1グラムも質量が減っています……! 沸騰しているので、ものすごい勢いで蒸発して軽くなっているみたい。
そして実験の結果、液体窒素の質量は1リットルあたり約800グラムと結論が出ました。比重にすると、約0.8という数値。水は1リットルあたりの重さが1000グラムなので、液体窒素の質量は水の約80パーセントになることも分かりました。水よりも少しだけ軽いみたい。
この動画には、「やっぱり軽いんだね」「こんな凄い勢いで蒸発してるのか……」「液体窒素が1秒で1グラム減っていくなんて初めて知ったw速すぎだろww」「毎秒減り続ける物体を測るのおもしろい フタしてほしいけど……爆発する!!」「意外と重いんだなと思った」といった声が寄せられました。
動画提供:GENKI LABO(@GENKILABO)
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