<ノルディックスキー:サンピラー国体記念サマージャンプ>◇27日◇名寄ピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ=HS100メートル)
レジェンド葛西紀明(53=土屋ホーム)が合計225点で5位に入った。1回目はK点越えの91・5メートルを飛んで4位につけ、2回目は88・5メートルで順位を1つ下げた。26年ミラノ・コルティナ五輪シーズン初戦だった24日のサマージャンプ朝日大会(士別市朝日三望台シャンツェ、HS68メートル)では成年組で9位だった。大きな台の方が相性が良いレジェンドにとっては、ノーマルヒルの今大会の会場も得意ではない。「1本目の方がいいジャンプだった。自分がしたいアプローチのポジションがまだ決まらない。5位? まあまあ」と受け止めた。
使用したスキー板は昨季より4センチ長い247センチ。「つらいんだもん。こんなに走ってるのに、落ちないんだもん、体重が」と減量の悩みを明かす。スキー板の長さは体重と身長によって算出される。普段の体重から減量して試合に臨むが「60キロを切るのがつらい」と、規定の体重が61・3キロとなる長さに伸ばすことを決めた。
スキー板は短い方が操作性が高いと言われるが「全然変わらない。大丈夫だと思う」と好感触。「ソチ五輪の時は250センチをはいていたので、それに近い感じ」と、ラージヒルで銀メダルを獲得した11年前の五輪を思い起こす。
飛び出しの時に膝が前方に動くのが現在の課題。「そういうのがなくなれば、もうちょっと上に行ける」と見据える。8月1〜3日の札幌での3連戦に出場予定。「大倉でやってやりますよ。長いスキーで146メートル飛んでやりますよ」と宣言していた。
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