<広島5−6巨人>◇27日◇マツダスタジアム
巨人が必死の継投策でリードを守り切り、後半戦再開後2連勝を飾った。勝率も5割復帰となった。阿部慎之助監督(46)は「もう何が何でも勝ちたかった。これでまた、貯金を1つずつ増やしていく。それしかないので」と見据えた。
初回1死一、二塁から、トレイ・キャベッジ外野手(28)が中前適時打を放って幸先よく先制した。3回にも岸田行倫捕手(28)、泉口友汰内野手(26)の連続適時打で3点を加点。5回には岸田が6月8日楽天戦(東京ドーム)以来となる1発を放ち、リードを広げた。
だが、先発の赤星優志投手(26)が5回に突如崩れた。先頭の8番会沢、代打モンテロ、1番秋山に3連打を浴び無死満塁とすると、2番大盛に右中間を破られる走者一掃の適時三塁打を許した。なお無死三塁で、3番小園のたたきつけた打球が前進守備の内野の頭を越え、さらに1失点。この回1死も奪えずに4失点を喫した。交代を決断した阿部監督は「打たれたのはしょうがないんだけどね、6勝しても、6負ける投手だって言われちゃいますよね、あれではね。そこを自分で学習しないと」と注文をつけた。
その後は、必死の継投策でリードを守り切った。前半戦は0勝6敗だったマツダスタジアムで2連勝と、大きな後半戦スタートとなった。
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