アル・ナスル移籍が近づくJ・フェリックス[写真]=Getty Images サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルは、チェルシーに所属するポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの獲得で合意に達したようだ。27日、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。
現在25歳のJ・フェリックスは、2019年夏にベンフィカからアトレティコ・マドリードへ1億2000万ユーロ(約208億円)の移籍金で加入する。しかし、期待された程の活躍を披露することはできずに、チェルシーやバルセロナへのレンタル移籍を経験。そして昨夏にはチェルシーへ5200万ユーロ(約90億円)の移籍金で完全移籍した。
チェルシーと長期契約を締結したものの、シーズン後半戦はミランへレンタル移籍。今夏は再びチェルシーに復帰したが、チームの構想には入っておらず、退団が既定路線となっていた。
当初は古巣ベンフィカへの復帰が近づいていたが、26日にロマーノ氏は「アル・ナスルがJ・フェリックス獲得に向けて、ベンフィカから“ハイジャック”する」と報道。さらに「24時間から48時間以内に最終協議が行われる予定」とも伝えていた。そして翌27日には、「アル・ナスルとチェルシーがJ・フェリックスの完全移籍で合意に達した」と続報を出している。
また移籍金については、3000万ユーロ(約52億円)の固定移籍金に追加ボーナスとして2000万ユーロ(約34億円)が加わる総額5000万ユーロ(約86億円)のパッケージになる見込みだという。
なお、チェルシーはJ・フェリックスの売却によって、ライプツィヒに所属するオランダ代表MFシャビ・シモンズの獲得に本腰を入れる模様だ。