【バスケ】「お前、給料いくらもらってんだ」B1越谷HCパワハラで3カ月活動停止 リーグ制裁

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2025年07月28日 14:24  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

※写真はイメージ

バスケットボール男子のBリーグは28日、1部(B1)越谷アルファーズの安斎竜三ヘッドコーチ(44)にけん責および、バスケットボール関連活動の全部の停止、禁止3カ月間(25年7月23日〜10月22日)、チームにけん責および制裁金200万円の制裁を下すと発表した。


25年2月下旬ごろに、Bリーグ通報窓口に対して通報があり、調査が行われた。裁定委員会の諮問、答申を受けて制裁が決まったとし、Bリーグは「ヘッドコーチが選手に対して威圧的で人格否定的、人格侮辱的言動を繰り返した事案であり、その態様は長きにわたり反復継続されたものであり、またハラスメントを受けた選手も多く、これに起因して複数の選手が心身の不調をきたし、競技環境の変更を余儀なくされた選手もいるなど、非常に程度の重いハラスメント事案といわざるを得ない」とした。


越谷はこの日、Bリーグの制裁を受けて、社会的責任を明確にするために安斎ヘッドコーチの月額報酬額100%の返上(3カ月間)、上原和人社長の月額報酬額30%の返上(3カ月間)の処分を発表した。安斎ヘッドコーチはすでに25−26年シーズンの契約継続を発表していたが、ヘッドコーチ職への復帰有無については3カ月後に判断する。


上原社長は「皆様にこのようなご報告をしなければならない事態となり、弊クラブを応援してくださるファンの皆様やパートナー企業、地域の皆様、そして、BリーグやJBAひいてはバスケットボールに関わる全ての皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことに深くお詫び申し上げます。また、本件により被害を受けられた方に、心からお詫び申し上げます。弊クラブの監督不行き届きにより、本件の発生を防ぐことができなかったことを重く受け止め、再発防止と信頼回復に努めてまいります」とコメントした。


Bリーグが認定した事実は以下の通り(原文まま)。


関係証拠を総合すると、下記事実が認定された。


1.越谷アルファーズに所属する安齋竜三ヘッドコーチが、〈1〉2024−25シーズンを通して、選手に対して、怒鳴る、威圧的な態度をとるなど反復継続してハラスメント行為等を行った事実、および〈2〉選手に対して下記行為を行った事実


(1)試合中、選手が通りすぎたタイミングなど、当該選手が自身に向けられたと認識せざるを得ない状況で「死ね」と発言した


(2)選手に向けて、および選手が自身に向けられたと認識せざるを得ない状況で「クソが」などと複数回発言した


(3)2025年1月4日、ハーフタイムのロッカールームにて、特定の選手複数名に対し、「お前、給料いくらもらってんだ、言ってみろ。恥ずかしくないのか」と発言するとともに、その発言に際してロッカーを叩いた


(4)2025年2月1日、試合後のロッカールームにて、特定の選手に対し、当該選手に課せられた責任を果たしていない旨の発言をした上で、「言いたいことがあるなら言ってみろよ」、「お前も人間だろ。言ってみろよ」と言いながら詰め寄った


2.上記事実に対する越谷アルファーズの監督責任

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