これが本当のドクターK! 阪神の新外国人グラント・ハートウィグ投手(27=メッツ3A)が28日、兵庫県西宮市内で入団会見。メジャー通算32試合登板のサイド右腕は阪神でもリリーフで期待される。
白シャツに包まれた体は見上げるほど大きいが、物腰は柔らかい。丁寧な口調で矢継ぎ早の質問に応えた。「一員になれて非常にうれしく思っています。昨日の試合を見て、阪神ファンの情熱を目の当たりにしました。早く投げたいですね」と笑みをたたえた。
名門マイアミ大では微生物学を専攻。さらに、整形外科医を志望していたことが話題だ。「野球のプロは考えていなかったけど、機会に恵まれました。野球を仕事にできる人も、時間も限られる。それをできればクールだと思いました」と当時を振り返る。
経歴も驚きだが、野球にも生かしているのがハートウィグの強み。「今の野球界は数字も大事。自分や打者のデータを分析する上では、しっかり勉強してきたことが生かされているのかな、と思います」。体の状態についても、ある程度、専門的な視点でチェックが可能だという。「病院で嫌がられるかもしれないけど…」と照れ笑いした。
三振奪取の能力が高い。150キロ超のツーシームが軸で、大きく曲がるスイーパーが武器。「スイーパーは三振を取れる場面で使う球種の1つで、バットの芯を外すのにも有効。自信があります」。頼もしすぎる“ドクター”が最強投手陣に加わる。【柏原誠】
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