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ショウワノートは7月28日、「ジャポニカ学習帳」を大幅にリニューアルし、「ジャポニカ学習帳(共生編)」として11月に発売すると発表した。約40年にわたり親しまれてきた表紙の写真を、「共生」をテーマとしたイラストに変更する。
テーマ「共生」は、1978年から同シリーズの表紙写真を担当してきた写真家・山口進氏の考えを引き継いだ。アートディレクション・デザインにはデザインチーム「minna」、イラストは絵本『パンダ銭湯』や『しろくまのパンツ』で知られる絵本作家「tupera tupera」が担当し、全39種を新たに描き下ろした。
表紙のイラストでは、自然界の動植物が共生するように、多様な人々が調和して暮らす大切さを子どもたちに伝えるという。動植物を擬人化し、ストーリー性を持たせることで、子どもたちの好奇心を刺激するデザインとした。裏表紙には引き続き写真を掲載し、表紙のイラストを解説する。
ロゴや写真を囲む緑の枠も刷新する。新しいロゴは、従来のバランスを保ちながら、「生きものらしい有機的な曲線や生命感を感じさせるディテール」を加えたという。緑の枠は、教科ごとのイメージカラーに応じて色分けし、より直感的に使えるようにする。
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巻頭・巻末に収録する読み物付録「学習百科」は、子どもたちの好奇心の入口でありたいという従来のコンセプトを保ちつつ、現代の社会情勢に合わせて内容をアップデートする。
ジャポニカ学習帳は1970年に、百科事典の写真や世界各地の情報を表紙や読み物付録に採用した学習帳として発売。これまでの累計販売数は14億冊を超えるという。
ショウワノートは今回のリニューアルについて単なるデザイン変更ではないとし、「子どもたちを取り巻く環境が変化し、詰め込み教育から発想を育む教育へと移行する現在において、子どもたちの学びをサポートするための進化」だと説明した。
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