【クイーンS展望】好走ローテーションに当てはまるアルジーヌが中心

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2025年07月29日 06:00  netkeiba

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クイーンSに出走予定のアルジーヌ(撮影:下野雄規)
 夏の札幌開催を彩る牝馬限定の伝統的な重賞、クイーンステークス。古馬と3歳馬が激突する注目のレースだ。過去のデータを見ると、特定のローテーションを歩んできた馬が好成績を収める傾向が強く、今年もデータに基づいた分析が馬券的中の鍵を握る。

1.格上のGI組が断然の好成績

 過去のデータ分析において、前走でGIレースを経験してきた馬は[6-5-3-27]と、出走数41頭に対して複勝圏内が14頭、複勝率は34.1%という高い数値を記録している。これは他のクラスからの参戦馬と比較しても突出しており、厳しい流れを経験してきた実績が、このレースで大きなアドバンテージとなることを示している。今年もこの傾向は最重要視すべきだろう。

2.前走2着馬は馬券妙味十分

 前走で惜しくも2着だった馬は、過去に[0-1-3-4]と勝ち星こそないものの、複勝率は50.0%と非常に高い。特筆すべきは複勝回収率が280%に達している点で、これは人気薄の馬がしばしば好走し、高配当を演出していることを意味する。勝ち切れないまでも、連軸や紐穴として考えた場合、非常に魅力的なデータと言える。人気薄でも軽視は禁物だ。

3.充実期を迎える4歳馬がレースの主軸

 馬齢別に見ると、4歳馬の成績が[4-6-3-29]で複勝率31.0%と最も安定している。3歳馬も[3-1-0-12]で勝率18.8%と健闘しているが、複勝率は25.0%と4歳馬に分がある。心身ともに充実期を迎え、古馬としての経験と若さを兼ね備えた4歳世代が、このレースの中心勢力となる可能性が高い。

 アルジーヌは、前走ヴィクトリアマイルで4着と健闘。GI組が強いというデータに合致している。昨年もこのクイーンSで3着に入っており、舞台適性も証明済みだ。マイルからの距離延長も問題なく、安定した先行力で粘り込みが期待できる。実績とデータの両面から、ここは本命と評価した。

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