マンC退団噂のグリーリッシュに国内移籍の可能性？…エヴァートンがレンタル画策か

　マンチェスター・シティに所属するイングランド代表FWジャック・グリーリッシュに複数のクラブが関心を寄せているようだ。28日、『ミラー』や『インデペンデント』など複数のイギリスメディアが伝えている。

　現在29歳のグリーリッシュはアストン・ヴィラで中心選手として活躍した後、2021年夏に当時の英国人史上最高額となる1億ポンド（約198億円）でマンチェスター・シティへ移籍した。しかし、期待以上の活躍を見せることはできておらず、次第にチーム内での序列は低下。ここまで公式戦通算157試合出場17ゴール23アシストという成績を残しているが、昨シーズンのプレミアリーグでの先発起用はわずか7試合に留まった。

　FIFAクラブワールドカップ2025のメンバーからも外れたグリーリッシュは、今夏のマンチェスター・シティ退団が噂されている。昨シーズンのセリエAを制覇したナポリが関心を寄せる中、プレミアリーグの複数クラブも動向を注視しており、今後具体的な動きを見せる可能性があるようだ。

　報道によると、エヴァートンがグリーリッシュをレンタルで獲得することを検討中とのこと。デイヴィッド・モイーズ監督は同選手を攻撃陣の中心に据え、マンチェスター・シティよりも自由度の高い役割を与えたいと考えているようだ。パートナーとの間に幼い子供がいるグリーリッシュも国内での生活を望んでおり、このことが移籍成立に向けて有利に働く可能性もあると報じられている。

　また、グリーリッシュに対してはウェストハムも関心を寄せており、エヴァートンと同じくレンタルでの獲得を検討しているという。レンタル移籍に際してはマンチェスター・シティが給与の一部または大半を負担する可能性が高いが、同クラブがこれを受け入れるか否かが今後の焦点となりそうだ。