
紫外線が強くなる時期にはサングラスや紫外線カット(以下、UVカット)のメガネを使うことも少なくありません。でもそれらは大人が使うもので、子どもが使うものではないという印象があるかもしれませんね。ところが最近では各社で子ども用のUVカットのメガネが販売されています。実際に子どもたちにUVカットのメガネを選ぶとなったら、どのような点を基準にしていけばいいのでしょうか。メガネのZoffの広報 鈴木晴子さんに教えていただきます。
最低限このポイントだけ!UVカットのメガネの選び方
――ひと口にUVカットのメガネといってもさまざまな商品があります。どのように選ぶのがよいのでしょうか?
鈴木晴子さん(以下、鈴木さん):レンズの色でいうと、UVカットのレンズであれば透明のレンズであっても紫外線をカットしてくれます。透明ではUVカットされていないように思えるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。ただ透明のレンズの場合は、眩しさを軽減することができません。もし紫外線カットにプラスして眩しさ対策もしたいならば、色がついているレンズを選ぶことになります。
――「どのくらい紫外線をカットするのか」も気になりますが、何で判断すればいいのでしょうか?
鈴木さん:紫外線をどれくらいカットするかは、UVカット率でわかります。Zoffではサングラスの商品であれば、UV99.9%以上カットになっています。実はサングラスという括りでなく、Zoffのメガネに使用されているレンズはUV約94%以上カットになっています。普通のメガネでも一定程度、紫外線対策の効果はあるんです。
子ども用メガネのサイズやかけ心地は?
――子ども用のメガネのサイズについても教えてください。
鈴木さん:サイズは小学校低学年であれば、キッズサイズが適しています。成長具合に合わせてにはなりますが、高学年や中学生になってくると、大人用の小さめのメガネを選んでもいいと思いますね。
――実際のメガネのかけ心地は、店舗に行って確認しなければなりませんよね?
鈴木さん:かけ心地やフィット感は、実際にメガネをかけてみないとわからないものです。顔の大きさはみんな違いますから、同じメガネの幅でも緩いと感じるお子さんもいれば、きついと感じるお子さんもいます。また耳にかかるテンプルの長さを調整する必要があることも多いですから、店舗でスタッフと相談をしながら調整をしていただきたいです。
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鈴木さん:そうですね、年間を通してUVカットのメガネをかけるのが理想です。目の健康を考える上では、紫外線は目に入らない方がよいとされていて、子どもの頃に目にたくさん紫外線を浴びてしまうと将来的に目の病気になるリスクが高まるともいわれていますから。でもずっとUVカットのメガネをかけるのが難しいのであれば、紫外線が強い夏などだけでも、しっかりと紫外線対策をしていただきたいですね。
編集後記
多くのUVカットのメガネにおいて、紫外線のカット率は日常生活で問題がなさそうです。レンズの色を日差しの眩しさを踏まえて選ぶとよさそうですね。店舗に足を運び、フィッティングをしながらジャストのメガネを作っていくのはいかがでしょうか。
※取材は2025年5月に行いました。記事の内容は取材時時点のものです。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・天城ヨリ子
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