米Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは7月30日(現地時間)、第2四半期の業績発表の数時間前に、「Personal Superintelligence」と題した書簡を公開し、自身のAI戦略について説明した。
Metaはここ数週間、米OpenAIや米Google DeepMindなどからトップクラスのAI研究者を引き抜いており、新たなAIラボ「Meta Superintelligence Labs」を新設したことも明らかにしている。
ザッカーバーグ氏は書簡で、具体的な製品やアプリについては触れていないが、「Superintelligence」(超知能)は自動化や効率化よりも「人々が自らの選択によって世界をより良くしていくための、より大きな主体性を持つ、個人のエンパワーメント」のためのツールだと主張した。
「ここ数カ月で、AIシステムが自ら進化していく兆しが見え始めている。(中略)超知能の発達は、今や目前に迫っている」という。
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超知能の具体的な定義や開発方法などは不明だが、「Metaのビジョンは、すべての人にパーソナルな超知能をもたらすことだ」という。
同氏は業績発表後の電話会見で、Ray-Ban MetaグラスのようなAIメガネが、AIにとって理想的なフォームファクターであり、AIがユーザーの視覚や聴覚を共有することを可能にすると語った。「現在、世界中で10億人以上がメガネをかけているが、向こう5〜10年で、これらのメガネはAIメガネになる可能性は非常に高い」とも語った。
「Metaは、必要な大規模インフラを構築するためのリソースと専門知識、製品を通じて数十億人の人々に新しいテクノロジーを提供する能力と意志を備えている。Metaの力をこの未来の構築に注力できることを大変嬉しく思う」。
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