
■MLB パドレス5ー0メッツ(日本時間31日、 ペトコ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有(38)が本拠地でのメッツ戦で今季5度目の登板、7回、76球を投げて、被安打2、奪三振7、四死球0、失点0。今季最長の7回を投げて今季最多の7奪三振、得点圏に走者を許さない好投、今季初勝利をあげて、歴代トップの日米通算204勝目を飾った。
試合後、取材に対応したダルビッシュは初勝利には「嬉しい気持ちはありますけど、ここまで何もしてないので、嬉しくない部分もあったりとか、複雑ですけど、とりあえず今日の試合、7回までいけたので、それは良かった」と話し、歴代トップの日米通算204勝には「黒田さんとか野茂さんのようなピッチャーではまだないと思うので、数字がどうとかでなくて、本質的に近づけるようにこれからもしていけたらと思います」と語った。
前回からの修正には「リリースポイントを一気に下げて、自分ではサイドスローに近いような感じで投げたことですごく今日はハマった感じがしました」
「なんとなくフォームを見ていてもしっくり来ていなかったので、自分の中でも。なんでいきなり下げようと思ったのかな?ちょっと自分でもわからないですけど、でも過去にもやったことあるフォームというかそういう感じだったので、行けるだろうと」とコメントした。
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さらに体調の回復についても「難しい話になるんですけど。自分は登板の日に筋肉のグリコーゲンとかに水分をちゃんと引き込みたいんですけど、それが内臓とかがあまり強くなくなってくると、腸内環境とかもそうですし、そこでうまく入らないというところが結構あるんですよ。そこで栄養とかをもう一回見直して、どうやったらちゃんと入るのかとか、あと肘のリカバリーもそうですけど。あと筋出力の維持とか、そういうところがすごく難しいです」と体調調整の事も語ってくれた。
M.シルト監督(56)は「日米通算204勝は大きな節目だ。本当に尊敬と賞賛に値する。今日はちょっとお祝いしたよ。今日の彼は見事だった。チェンジアップも速球も思い通りに操って、まるで絵を描くアーティストのようだった」と称賛した。
「彼(ダルビッシュ)はこの球団の柱であり続けている。今日、歴史を作ったし、彼の存在感と才能が改めて示された。そして、先発投手として長いイニングを投げてくれることは、我々にとって金と同じくらい価値がある」と絶大な信頼感を置いていた。