優勝を喜ぶ岩佐歩夢とTEAM MUGENのメンバー 2025スーパーフォーミュラ第8戦SUGO 全日本スーパーフォーミュラ選手権の2025年シーズン第8戦の決勝レースが8月10日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。2度のセーフティカー(SC)導入で時間レースとなった戦いで、ポールポジションからスタートした岩佐歩夢(TEAM MUGEN)がトップを守り切ってチェッカー。待望のスーパーフォーミュラ初優勝を飾った。2位はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)、3位には終盤で坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)を抜き去った福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が入った。
レースは15周目に再開。ここで勢いを見せたのはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)で、1コーナーから3コーナーにかけてのサイド・バイ・サイドのバトルで福住をとらえて5番手に浮上する。その後ろではザック・オサリバン(KONDO RACING)と牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の7番手争いも接近し、牧野はオーバーテイクシステム(OTS)も使って1コーナーで並びかけたが、予選で自己ベストグリッドを獲得し速さを見せるオサリバンもうまくブロックしてポジションを守り切った。
20周目には、12番手走行中の野尻智紀(TEAM MUGEN)の背後に迫った三宅淳詞(ThreeBond Racing)が、馬の背でサイド・バイ・サイド状態にあった大嶋和也(docomo business ROOKIE)と接触。フロントウイングにダメージを負った三宅は最終コーナーでコースを外れ、タイヤバリアに激しく突っ込んでしまう。これで2度目のSC導入となる。
レースも中盤を迎えたこのタイミングでのSCに、KDDI TGMGP TGR-DCの2台と小出峻(San-Ei Gen with B-Max)、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)の4台がピットに向かい、ウエットのニュータイヤに交換して出ていった。その後、今度は25周目に小林可夢偉(Kids com Team KCMG)がタイヤ交換のためピットイン。ただし、こちらはウエットタイヤからスリックタイヤへの交換。雨もほとんど降っておらず路面は徐々に乾いていく方向で、10番手を走行していた可夢偉は大きな賭けに出たかたちだ。
■最後は0.627秒差
レースは29周目に再開される。岩佐、フェネストラズ、坪井、阪口、福住、フラガというトップ6は変わらず。その後方では、まさかのQ1敗退で16番手からスタートしていた太田格之進が徐々にポジションアップし、30周目には山下健太(KONDO RACING)をとらえて9番手にポジションアップ。その前方ではオサリバンと牧野が争っており、KONDO RACINGとDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの4台がパック状態でバトルを展開していった。