脳梗塞の小林よしのり、退院日が決定 『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』などで知られる漫画家の小林よしのり氏(71)が21日、自身のブログを更新。脳梗塞で入院しているが、23日に退院すると明かした。
【写真】2ヶ月前には…50周年のパーティーを行っていた小林よしのり氏
小林氏は「やっと、やっとである。明後日、土曜、退院が決定した!脳の状態を確かめるテストでも、入院時と全く違う高得点を出したから、最初はやはり脳の機能が落ちまくって、馬鹿になってたようだ。脳内で出血して、半身麻痺だったのだから、普通の健康な人間であったはずがない」と報告。「もちろん、わしの左手と唇の半分の麻痺はまだ完治してないから、退院後もリハビリを続けねばならない」と伝えている。
小林氏は14日までに「脳梗塞で左半身に痺れ、脳検査で脳内に血栓があちこちあるということで入院。HCUに入れられて、食事なし、点滴で生きている。寝たままシビンでやってるが、看護師さんのいない隙に一人で尿を出す方法を編み出した。2週間入院と言われているが、必ず1週間以内に脱獄したい。消灯時間になったら、スマホで茶魔のシナリオを書き出したが、アイデアが湯水のように湧き出て、止まらない。脳梗塞でもギャグが出るじゃないか!」と報告。
さらに「個室に移ったら、トイレがついてる。やったー!もうシビンでやんなくていいんだと思い、就寝時間を待って、点滴を持って、トイレに入ろうとしたら、突然、看護師2人が部屋に入って来た!自分で歩いちゃダメだと言う。車椅子に乗せて、連れて行くと言う。ベッドからトイレまでたった2メートル、歩いて5歩だ。それを車椅子で移動とは!わしは脚は麻痺してない。平然と立って歩けるのに、看護師を呼ばなきゃならない?勝手に歩くと、監視カメラで発見して、2名で静止に来るのである!脳内が血栓だらけだから、今度破裂したら、脳卒中で死ぬか、全身麻痺かもしれない。それで歩かせてもらえない」と病室での様子を記している。
小林氏は1953年、福岡県生まれ。『東大一直線』でデビュー。『おぼっちゃまくん』などのギャグ漫画が子供たちの間で大ブームに。1992年、『ゴーマニズム宣言』の連載スタート。思想エッセイ漫画という新ジャンルを打ち立て、1998年の『戦争論』も大ヒットした。