一匹だけ里親が決まらず…残ったのは前髪パッツンの個性派猫、にぎやかな子猫時代を経てSNSで大人気

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2025年08月22日 15:40  まいどなニュース

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生後2カ月、お家に迎えられたころのセロイくん

今から4年前、Xユーザーのパッツン前髪のセロイと弟プランスさん(@Saeroyi_ca)のもとに、生後2カ月の保護猫がやって来ました。キジ白の男の子「セロイ」くんです。今年5月20日に、4回目の“うちの子記念日”を迎えました。横一直線にカットされた前髪のような模様が愛らしいセロイくんに訪れた新たな“猫生”とはーー

【写真】得意げにバナナを運んでくるセロイくん

運命を感じたのは、最後に残った子猫

2021年、飼い主さんが以前参加していた保護猫ボランティア施設に、小さな子猫たちが保護されました。

「4兄妹の子猫でした。そのなかのひとりがセロイだったんです。あまりのかわいらしさに、すっかり心を奪われたのを覚えています」

他の兄妹たちが次々と里親のもとへ迎えられていくなか、セロイくんだけが最後まで残っていたといいます。

「セロイに運命を感じて、家族の一員としてお迎えしました。実は、セロイの兄妹たちの里親さんとはSNSで繋がっていて、お互いに近況を知ることができるんです。それがとても嬉しくてーー保護猫出身ならではのご縁だと思いますね」

バナナ屋さん爆誕!? にぎやかすぎる子猫時代

お迎え後のセロイくんは、想像以上にパワフルだったといいます。

「とにかく元気いっぱい! 毎日、眠るまで家中を走り回っていました。あまりに激しく駆け回るので、同居している兄猫のきよらがストレスを感じて膀胱炎になってしまったこともあるほどです」

きよらくんのケアに加えて、当時まだ離乳食期だったセロイくんの食事管理もーーめまぐるしい日々が始まりました。

「きよらの投薬や膀胱炎の治療のためのケアメニュー、セロイの離乳食、両方を準備しなくてはならなくなって、忙しい日々を送りました」

そんなセロイくんが生後4カ月を迎えたころ、ある遊びが習慣に変わりました。

「ねずみのおもちゃを気に入って、私のところへ運んでくれるようになったんです。嬉しくていっぱい褒めていたら、おもちゃを運んでくれるのが習慣に。今ではバナナを届けるバナナ屋さんにまで成長しました」

大きくなっても“抱っこでおやつ”は継続中

現在4歳になったセロイくん。小さい頃からの名残を、今も持ち続けています。

「子猫時代から抱っこをしておやつを与えていました。そのため立派に成長し、体重6kgを超えた今でも、おやつを食べるときは抱っこしてもらうのだと思っているようでーーおやつを見せると、くるりと後ろ向きになって私の前にちょこんと座って、抱っこされるのを待ちます。とてもかわいらしいんです」

そのかわいさに影響される人もーー

「セロイのそうした行動を見た人からは『次は、そうやって育てよう』と言ってもらうこともあります」

セロイくんは、今、4匹の同居猫とともに、のびのびと暮らしています。飼い主さんにとって、かけがえのない大切な存在になりました。

飼い主さんは帰宅すると、ある時間を設けるようにしているといいます。それは、5匹の猫それぞれとの絆を深める、大切なひとときになっているようです。

「毎日、一刻も早く会いたくて急いで帰宅し、それぞれと“ふたりきりの時間”を作るようにしています。セロイたちとゆっくり触れ合うそのひとときは、愛おしくてたまらないといった気持ちにーー『出会えて良かった』と心から思っています」

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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