鐘ケ江管一さん死去、94歳=元島原市長、大火砕流に対応

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2025年08月23日 11:01  時事通信社

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時事通信社

鐘ケ江管一さん
 鐘ケ江 管一さん(かねがえ・かんいち=元長崎県島原市長)22日午後、肺炎のため同市内の病院で死去、94歳。同市出身。葬儀は25日正午から同市中堀町42の江東寺で。喪主は妻保子(やすこ)さん。

 島原市長だった1990年11月、雲仙・普賢岳が198年ぶりに噴火。43人が犠牲となった91年6月の大火砕流の直後には、当時の高田勇知事(故人)と協議し、住宅地を対象に全国で初めて災害対策基本法に基づく警戒区域を設定した。「山が治まるまで」と願い、ひげを伸ばした姿から「ひげの市長」としても知られた。

 92年12月に市長を退任し、翌93年に講演活動を開始。全国各地や海外で「災害を人ごとと思わず、日頃から準備してください」などと訴え続け、講演回数は1000回を超えた。2002年からは雲仙岳災害記念館の名誉館長を務めた。 

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  • 前例が殆ど無い中、市長という役職で"住民の生命を守る"ことがどれだけ大変だったか。本当にご苦労さまでした。
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