ドゥラドーレス(撮影:下野雄規) 6歳でもまだまだ充実しているドゥラドーレスに注目したい。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■9/21(日) オールカマー(3歳上・GII・中山芝2200m)
コース問わず堅実な成績を収めているドゥラドーレス(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)は6歳とはいえ、ここまでの過程の中に脚部不安の放牧などで長期離脱が数回ありレースキャリアが少ない。その反面、この年齢でも馬体はフレッシュでここに来て目覚ましいレースぶり。意外にも中山コースは初めてだが、札幌、福島、小倉と小回りで好走しているように不安は皆無。3年前の菊花賞4着馬。重賞初制覇に向けて態勢は整った。鞍上はC.ルメール騎手。
レガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)は札幌記念の予定をここにスライドしてきたが、しっかりと調整されて追う毎に動きも良化。宝塚記念の惨敗は長期休養明けが影響したものだろう。中山コースは3戦2勝で、その2勝はホープフルSと有馬記念。唯一負けたのは皐月賞だが、それでも小差の6着だった。コース相性抜群、実績も最上位で巻き返しは容易。
その他、立て直してきたヨーホーレイク(牡7、栗東・友道康夫厩舎)、中山との相性がいいホーエリート(牝4、美浦・田島俊明厩舎)、昨年の皐月賞2着馬コスモキュランダ(牡4、美浦・加藤士津八厩舎)、息の長い末脚が魅力のフェアエールング(牝5、美浦・和田正一郎厩舎)などが秋の大舞台へ向けて鎬を削る。発走は15時45分。