1位はグランプリホースの快勝劇 オールカマーの勝ち時計ランキング

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2025年09月16日 12:15  netkeiba

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アーネストリー(撮影:下野雄規)
 9月21日(日)に中山競馬場で行われるオールカマー(3歳上・GII・芝2200m)。1955年に創設され、84年のグレード制導入にともないGIIIに格付けされた。86年から94年までは地方競馬招待競走として行われ、86年にジュサブロー、91年にジョージモナークが勝利している。本稿では同レースの開催にともない、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する(中山芝2200mでの開催に限る)。

■5位 2分11秒8 2024年 レーベンスティール

 3歳時に同じ中山芝2200mのセントライト記念を勝ち、24年は新潟大賞典で11着のあと、エプソムCで2つ目のタイトル獲得。オールカマーでは単勝1.5倍の1番人気に推された。道中は4番手から運び、1000m通過61.0秒の流れをなだめながら追走。直線では進路が狭くなる場面もあったが、ゴール手前でアウスヴァールをとらえ、半馬身差を付けて勝利した。

■3位タイ 2分11秒4 2010年 シンゲン

 前年のオールカマーでは3着。続く天皇賞(秋)で5着に健闘したが、その後長期休養に入り、10年のオールカマーは約10カ月ぶりの出走となった。オッズは割れ気味の中、シンゲンは5番人気。内ラチ沿いで脚を溜め、直線でシルポートとサンライズベガの間を割って抜け出すと、外から迫ってきたドリームジャーニーの追撃をクビ差振り切って重賞3勝目を飾った。

■3位タイ 2分11秒4 2009年 マツリダゴッホ

 レース史上初の3連覇を狙っていたが、前走の札幌記念で9着に敗れていたこともあり、3番人気でレースを迎えた。スタートすると横山典弘騎手は気合を付けて、キャリアで初めて“逃げ”に持ち込む。1000m通過61.0秒のラップでじっくり脚を溜め、直線で余裕たっぷりに後続を突き放して2馬身差の快勝。稀代の中山巧者は重賞6勝目を挙げ、3連覇の快挙を達成した。

■1位タイ 2分11秒2 2018年 レイデオロ

 17年の日本ダービー馬。18年はドバイSCで4着となり、同レース以来の実戦となった。上位人気はすべて同世代。レイデオロが1番人気、宝塚記念5着のダンビュライトが2番人気、皐月賞馬のアルアインが3番人気と続いた。直線では、8番手追走のレイデオロが驚異的な瞬発力を披露。馬群をさばくように抜け出し、最後はアルアインをクビ差退け、最高の形で秋初戦を終えた。

■1位タイ 2分11秒2 2011年 アーネストリー

 同年の宝塚記念をはじめ、それまで重賞4勝の実績。強力なライバルも見当たらず、単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持された。9頭立ての少頭数となったが、道中はバラけた馬群に。アーネストリーは外目の3番手をじっくり運んだが、3、4コーナー中間の勝負どころでは、手ごたえ楽に先頭に並びかけた。直線でも軽々とゲシュタルトを突き放し、GI馬の貫禄勝ちとなった。

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