古本雑誌に掲載された「オロナイン軟膏」の広告に反響「懐かしい〜」古書店主の語る昔の広告の魅力とは?

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2025年09月18日 16:50  まいどなニュース

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オロナインの広告 ※古書森羅のXアカウントより引用、一部トリミング

「久しぶりにこの広告見つけてごきげん」

【写真】「オロナイン軟膏」の広告、全面を見る

ネット専門古書店“古書森羅”のX(旧Twitter)アカウント(@kosyosinra)にて、とある古本雑誌の広告の写真が公開され、レトロな雰囲気のビジュアルや独創的なキャッチコピーに、多くのネット民が注目しました。

公開されたのは、大塚製薬により1953年から販売され、現在でも同社の看板商品の一つである“オロナインH軟膏”(販売当初は“オロナイン軟膏”)の広告。

広告では、甲羅に絆創膏をつけた毛ガニが同商品を持ち上げ、その下に「チョットシタケガニ オロナインH軟膏」というキャッチコピーが付けられています。

「怪我に」と「毛ガニ」をかけるという、シャレの利いた宣伝文句。レトロな様相も目を引きます。Xのリプ欄でも、たくさんの反響がありました。

「みたことあります!なつかしい〜」
「飲み屋で思いついてそう」
「ちょっとじゃなくてけっこう立派な毛蟹だよ〜」
「怪我をしタラバ、オロナイン」

なお、こちらの広告は、2001〜2002年にかけて使用されていたものだといいます。

実は、古書森羅の店主さん、2022年にも同じ広告を発見し、Xに公開。その時も多くの人々からの注目を集めました。

今回、再び同じ広告を発見。「久しぶりに――」とXに公開したところ、再ブレイクに至ったというわけですね。

店主さんにさらに詳しいお話を聞きました。

――今回、どの書籍で広告を見かけましたか?

店主:『週刊日本の天然記念物』2002年10月17日号です。

――こちらの広告を目にする機会は多いのでしょうか?

店主:これで2回目です。当店ではあまり仕入れない、アウトドアや自然系の雑誌に多く掲載されているのかもしれないです(※2022年、最初に同広告を見かけたのは、『BE-PAL』というアウトドア雑誌だったとのこと)。

――改めて見た感想を教えてください。

店主:やっぱり何度見ても良いな…と。茹で上がってるし泡吹いてるのに健気なカニさんです。

時代の流れとともに変化するところに魅力が

古書森羅のXアカウントでは、同店が取り扱う古書や雑誌の情報や、それらに掲載されている広告についても度々紹介されています。

なかには、昭和初期や大正時代の広告も。

そんな懐かしの広告を多数紹介されている古書森羅の店主さんに、昔の広告の魅力についておうかがいしたところ、このような回答が。

「(同店では)戦前・戦中・戦後すぐの雑誌をよく扱うのですが、同じ風邪薬の広告ひとつとっても、まったくテンションが違うんですよ。時代の流れと共に変化していくところに魅力を感じています」

世が移ろうにつれ、広告の有り様も変わってくるもの。

その変化を直接見て感じることができるのも、古書店の面白さの一つといえるのかもしれません。

  ◇  ◇

インターネットを通じて、各時代の古書・雑誌を販売している古書森羅。同店の店主さんは「まだまだ暑い日が続くようです。どうぞ涼しいお部屋でゆっくり読書をなさってくださいね」とメッセージを寄せてくれました。

また、まいどなニュースでは、店主さんが2022年にオロナインの広告を発見された時のことについても取り上げました。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))

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