田中希実「ワクワク感を持ってスタートラインに立てた」女子5000mで4大会連続の決勝進出【世界陸上】

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2025年09月18日 19:56  TBS NEWS DIG

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■東京2025世界陸上競技選手権大会(18日、国立競技場)

【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手

女子5000m予選が行われ、日本記録保持者の田中希実(25、New Balance)が14分47秒14の組5着で決勝進出を決めた。1500mでは無念の予選敗退となった田中が、5000mでは快走を見せ、日本勢初となる19年世界陸上ドーハから4大会連続で決勝に駒を進めた。

レース後、「今シーズンは全然結果に結びつかないっていうことが多くて、焦りばかりが生まれて流れにうまく乗っていけないっていうことがあった」と、不安な胸中を明かした。

予選の走りについては「とにかく前半は(山本)有真ちゃんと2人の時間、一緒に走っている時間を大切にして、後半は自分1人の時間、とにかく着を取るっていうことを、自分の走りに集中するっていうことを大事にしていた」と振り返った。そして「今回スタートラインに立つまでにたくさんの方からメッセージをいただいたりだとか、『今日、行くよ』っていうことをたくさんの知り合いからメッセージをいただいたので、そういう方々がいるんだということをスタート前にしっかりいい聞かせててそれでワクワク感を持ってスタートラインに立つことができました」と、周囲の人々への感謝も述べた。

田中は、インタビューゾーンにいた日本女子中長距離の大先輩、小林祐梨子さんと抱擁すると涙を流した。田中が「祐梨子さんのおかげです」と話すと、小林さんが「なんでやねん」と突っ込むなど、息もぴったり。

そして話は“チーム希実”の一員でコーチを務める父・健智さんの話へ。「父も今回予選落ちしたらもう辞めるって言ってたんで、でもそれは言ってるだけっていうのがここに来るまでの3日間ですごい伝わってきて、1回1回の練習で握手してくれて、だからもう1回握手したいと思って頑張れました」と、近くで支え続けてくれた父・健智さんへの思いも吐露した。

田中は前回の23年世界陸上ブダペスト女子5000m決勝で14分58秒99をマーク、97年アテネ大会での弘山晴美以来26年ぶりの8位入賞を果たした。20日に行われる決勝で7位以上に入れば、日本女子史上初めての快挙となる。

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