<陸上:世界選手権>◇第7日◇19日◇東京・国立競技場◇女子やり投げ予選A組
前回女王の北口榛花(27=JAL)が、一発予選突破を逃した。
予選A組に出場し、1投目が60メートル31、2投目が60メートル38、3投目58メートル80で自動的に予選を突破できるラインの62メートル50を越えられず。午後9時から始まるB組の結果待ちとなった。
北口はA組、B組を合わせて、上位12人に入れば、20日の決勝に進出する。北口は自身が投げ終わった時点で全体の8位。3人が62メートル50をクリアしている。上田百寧(26=ゼンリン)は60メートル49で7位。
北口は「決勝には多分残れないので、悔しい結果になった」と泣いた。
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北口は北海道・旭川市出身の日本記録保持者。19年から「やり投げ大国」のチェコを拠点としている。22年世界選手権オレゴン大会で同種目初の銅メダルをつかむと、23年同ブダペスト大会では日本女子フィールド種目で初の金メダルを獲得した。
24年パリ五輪でも金メダルを獲得。今大会は3年連続の世界大会制覇や、日本勢初の世界選手権3大会連続のメダル獲得がかかっている。
今季は6月までに4試合に出場も、同下旬に右肘痛を発症。約2カ月実戦から遠ざかった。8月20日の国際大会で競技会に復帰したが、18年6月の日本選手権後ではワーストとなる50メートル93で最下位。それでも約1週間後の復帰2戦目では60メートル72と大きく記録を伸ばした。故障期間中に下半身や体幹の強化に注力したといい「ケガをしても、目標は変わらず金メダル」と闘志を燃やしていた。
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