賑わいが加速するゲーミング市場を狙って、ハードメーカー各社の動きも活発だ。つい先日も、日本のゲーミングPCのパイオニアともいえるサードウェーブが、ゲーミングPCブランドの「GALLERIA(ガレリア)」シリーズの刷新を発表。大規模な発表会を開催した。「S Series」「X Series」「F Series」「E Series」の4シリーズに加え、「GSL(=Galleria Special Line)」を新たに展開する。特に「S Series」は、「性能・冷却・造形美、すべてを極めたフラッグシップ。」をコンセプトに掲げた頂点に君臨するシリーズ。AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」を使ったシステム構築も可能だ。ゲームプレイだけでなく、4K以上の映像編集やゲーム開発、3D CG制作などの重いクリエイティブワークへの活用も想定。同社では筐体が光るモデルと光らないモデルを用意し、ゲーミング用途とクリエイティブ用途の双方に対応する。
また、「ROG Ally」で、ハンドヘルドのゲーミングPCというカテゴリーを確立したASUSも、Xbox版の携帯型ゲームPC「ROG Xbox ALLY」シリーズを25日から先行展示。来場者の興味を引いていた。ラインアップは「ROG Xbox Ally」と「ROG Xbox Ally X」の二つ。本体カラーがホワイトの「ROG Xbox Ally」は、カジュアルゲームやハイビジョンの720pゲームタイトルに最適化。4コア8スレッドの「AMD Ryzen Z2 A プロセッサ」に16GBのメモリーと512GBストレージを搭載した。また、本体カラーがブラックの「ROG Xbox Ally X」は、フルハイビジョンの1080pゲームなどでも快適に遊べる、よりハイパワーなモデル。8コア16スレッドの「AMD Ryzen AI Z2 Extremeプロセッサ」に24GBメモリーと1TBのストレージを搭載。トリガーボタン自体に振動を伝えるインパルストリガーも備えた。いずれも本体左側に配置した「Xboxボタン」で、Xbox Game Barをすぐに起動。ゲームやアプリの切り替えもスムースに行えるのが特徴だ。