消費者庁の看板 コメを安く販売するなどとうたった偽の通販サイトに関する相談が各地で相次いでいるとして、消費者庁は30日、ドメイン名を公表して消費者に注意を呼び掛けた。検索画面で上位に表示されるサイトが必ずしも信用できるとは限らないとして、注文する前に事業者情報などを確認するよう求めている。
同庁によると、「お米の定期便」「期間限定でサイト全体が60%オフ」などと宣伝する偽サイトが11件確認された。運営実態は不明で、ドメインには「ricenippon.com」「hikariharvest.com」などが使われていた。
全国の消費生活センターなどには4〜7月で計223件の相談があった。「代金を支払ったが届かない」「注文後に連絡がつかない」との内容が多く、支払総額は約180万円に上るという。
同庁は、相場より極端に価格が安かったり、不自然な日本語表記が含まれていたりする場合は注意が必要だとしている。