限定公開( 2 )
大ヒット商品にも携わった女性起業家のこれまでの活動を振り返る動画がTikTokで話題に。動画は記事執筆時点で約14万回再生されています。
投稿者は、レナ・ジャポン・インスティチュート社の代表である蟹瀬令子(かにせれいこ/@kanimaman73)さん。スキンケアブランド「LENAJAPON」を生み出し、今なお現役で活躍しています。
上智大学文学部英文科を卒業し、米国ミシガン大学に留学した後、新卒で大手広告代理店の博報堂に入社した蟹瀬さん。当時は今よりも男女平等の意識が低く、過酷な環境だったようです。
蟹瀬さんは博報堂でコピーライターとして、漏れないおむつ「ムーニー」を手掛けました。ユニ・チャームから出された本商品は大ヒットし、乳児後期〜幼児向けの「ムーニーマン」と同じく多くの人に今なお愛されています。
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その後、蟹瀬さんは会社勤めのかたわらミシガン大学ビジネス学科に留学しました。その経験も生かし、博報堂生活総合研究所主任研究員などを経て、英国の化粧品専門店「THE BODY SHOP」の日本国内での経営などを手掛けるイオンフォレスト(現ザボディショップジャパン)の社長に就任します。不慣れな業務で寝れない日々を過ごすも、見事に業績を急回復させました。
ザボディショップジャパン退任後も蟹瀬さんの挑戦は続きます。クリエイティブ・マーケティング会社のケイ・アソシエイツの創業社長を務めた後、娘さんの肌荒れをきっかけに、最後の挑戦としてスキンケアブランドのレナ・ジャポン・インスティチュート(LENAJAPON)を創業しました。そして、美容に関するヒット商品を生み出し、働くママさんから多くの支持を得ることに成功します。
新卒で“男社会”の博報堂に入社してから約50年――。今より男女格差が大きかった時代を生き抜き、たくさんの挫折も経験してきた蟹瀬さん。「苦しい時代を生きてきたからこそ、女性がもっと輝く社会にしたい」という思いを胸に、73歳になった現在も女性起業家として活躍しています。
この動画には、「シンプルに、かっけぇー!!!!」「本当に尊敬します」「男社会で生き抜く知恵をぜひお聞きしたい……」「この時代の女性が踏ん張ってくれたから今がある」「この時代のバリキャリって社会の理解も少なそうだし今よりも大変だっただろうな、、」といった反響が寄せられました。
動画提供:蟹瀬令子(@kanimaman73)さん
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