【巨人】田中将大「登板前日くらいまで…」札幌ドーム初登板時の秘話明かす「絶対投げたいと」

0

2025年09月30日 21:16  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

巨人対中日 6回表中日2死、福永を三ゴロに抑え笑顔を見せる田中将(撮影・河田真司)

<巨人4−2中日>◇30日◇東京ドーム



巨人田中将大投手(36)が“第2の故郷”に思いをはせた。高校時代は駒大苫小牧(北海道)でプレー。北の大地での高校生活は「練習がたくさんあったからという意味で、2度と戻りたくない3年間」とおどけつつも「北海道大好きです。当時たくさん応援してくださったというのは、やっぱり非常に感謝しかないです」と話した。


プロ入り後も北海道のファンの前で投げることを心待ちにしていた。ルーキーイヤーの07年9月26日。札幌ドーム初登板となった田中将は、ダルビッシュと投げ合って8回まで無失点に抑えるも、最終9回に2点を失ってサヨナラ負けを喫した。この登板にはこんな裏話が。「登板前日くらいまで、急に熱を出していた。でも絶対投げたいから球団には言わなかったんですよ。絶対投げたいと楽しみにしていた北海道での登板だったので。すごく高熱出したけど、言わずにやったのを覚えてますね。(登板)当日は(熱は)下がってましたけど」と秘話を明かした。


記念すべき札幌ドーム初勝利は翌08年5月4日だった。8回1/3を投げて6安打1失点。田中将が今も鮮明に覚えているのは、試合後のヒーローインタビューでのこと。「札幌ドームはビジターで勝っても場内にヒーローインタビューが流れなかったんですけど、僕の時流してくれたんですよ。めちゃくちゃうれしかったですよそれ。北海道の方々の声援は本当にうれしいですね、何年経っても。あたたかい声をかけてくれるので」と感謝した。


◆田中将大(たなか・まさひろ)1988年(昭63)11月1日、兵庫県生まれ。小学6年の時、昆陽里(こやのさと)タイガースで坂本勇人(現巨人)とバッテリー(田中将が捕手)。駒大苫小牧2年夏に甲子園優勝。3年夏は斎藤(早実)と投げ合い決勝再試合の末、準優勝。06年高校生ドラフト1巡目で楽天入団。07年新人王。13年はプロ野球新記録の開幕24連勝をマークし、楽天を初の日本一に導いた。同年オフにポスティングシステムでヤンキース移籍。14〜19年に日本人大リーガー最長の6年連続2桁勝利。21年楽天復帰。昨年オフに契約交渉がまとまらず、自由契約となり巨人移籍。188センチ、97キロ。右投げ右打ち。夫人はタレントの里田まい。

    ニュース設定