限定公開( 11 )
Google日本法人のGboardチームが、また新たな“謎キーボード”を生み出した。毎年恒例の10月1日に発表されたのが、「黒電話」などをほうふつとさせる、ダイヤルを回転させて文字を入力するキーボード「Gboardダイヤルバージョン」だ。発売予定はなく、設計図をオープンソースとして公開する。
【画像を見る】Google大丈夫? 回して入力する「謎キーボード」をじっくり見る
Gboardダイヤルバージョンは、従来のキーボードの「打つ」「押す」「叩く」という動作に代わり、ダイヤルを回転させて文字を入力する方式を採用した。円形デザインのキーホールに指を差し込み、ダイヤルを回した移動量で文字を選択する仕組み。ダイヤル式の電話と同じく、回したダイヤルは自動で定位置に戻る。
メインの文字キーはダイヤルを3重に配置することで、キーの増加による大型化と回転速度の低下という課題を解決したという。この構造により、小型化と3倍の高速化に加え、並列入力も実現したとしている。ファンクションキーやカーソルキー、数字キなどーは独立したダイヤルとして用意した他、エンターキーは通常のキーと同じ形だが、もちろん回して入力する。
今後の展開として、カラーバリエーション、フリルカバー、マウススタンドやカールコードといった拡張機器の開発を検討するとしている。マウススタンドは、保留モジュールとして機能し、マウスを電話の受話器のように載せることで、ビデオ会議で“保留”できるという。
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10月1日の発表日は、101個のキーを持つ「101キーボード」にちなんだもの。同社のGboardチームは、2021年の「湯呑みバージョン」、2022年の「棒バージョン」、2023年の「帽バージョン」、2024年の「両面バージョン」に続き、毎年同じ日にコンセプトキーボードを発表している。
【記事訂正:10月1日午後2時】記事初出時、数字キーについて電話機と同じとしておりましたが、数字の並びが異なっていたため、表記を修正しました。
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