
きのう夜、栃木県日光市の県道でクマと乗用車がぶつかる事故がありました。市内では、きのうからクマの目撃情報が相次いでいて、住民や観光客らの間に不安が広がっています。
記者
「栃木県日光市です。こちらの県道をきのう夜、車で走行していた男性が道路を横断していた子グマと衝突しました」
きのう午後7時半ごろ、日光市の県道で「いま、クマと衝突した」と通報がありました。
警察によりますと、出勤途中の男性(30)が運転する乗用車が体長およそ0.5メートルの子グマと衝突。男性にけがはありませんでした。
子グマは、親グマと別の子グマと一緒に道路を横断していたということで、事故のあと自力で立ち上がり、北側の森の方へ去って行ったということです。
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地域住民
「初めて聞いたね、サルは出るけど、クマが出たっていうのは。恐ろしいよね」
現場は、東武日光駅から車でわずか5分あまりの県道。市内では、きのうからきょうにかけ、複数のクマが目撃されています。
記者
「東武日光駅からおよそ3キロ離れた国道です。あちらの橋の辺りでも、けさ、体長およそ1メートルほどのクマが出没したということです」
秋の行楽シーズンのさなかに相次ぐクマの目撃情報。日光を訪れた観光客は…
観光客
「(日光は)結構人多いイメージなんで、出るのはあんまり想像つかない」
「怖いなって」
「(クマが)ちょっと多くなってるんでしょうね。怖いです、福岡はクマいないから」
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警察は今後、付近のパトロールを実施し、警戒を強化するとしています。