自身初のタイトル獲得へ、日本ハム清宮幸太郎内野手(26)は、人事を尽くして天命を待つ。2日、エスコンフィールドで行われた全体練習で、レギュラーシーズン最終戦となる4日ロッテ戦(ZOZOマリン)へ向けて調整した。パ・リーグ最多安打争いは1本差の2位。トップの楽天村林は3試合を残していて形勢は不利だが、最後まで諦めずに安打を積み重ねる。
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清宮幸に消化試合はない。本拠地での全体練習では、いつもと変わらず気持ちの入った打撃練習を行った。残り1試合で狙うタイトルは最多安打。「もちろん、何かタイトルが取れることには越したことがないので、取れたらうれしいです…まあ、村林さん次第っす」。そう言って笑い飛ばしたが、自身初タイトルはまだ手の届く位置にある。
現状は141安打で2位タイ。並んでいる西武ネビンはすでに帰国したため、ライバルは142安打でトップの楽天村林となる。「(日本ハムの方が)先に試合が終わるので、村林さん次第。めっちゃ打っちゃったら終了なので」と話すように、楽天は3日から3連戦を残す。清宮幸にとっては厳しい状況だが、シーズン最終戦となる4日ロッテ戦で1本でも多く打てれば、初タイトルの可能性は広がる。
9月28日ロッテ戦から1番起用で新庄監督の後押しも受け、同戦は3安打。続く30日ソフトバンク戦も1安打を重ねた。「1番が慣れてないっていうのもあり、この前の1打席目とかも結構なんか緊張したけど、いい緊張感でできている」。チームの順位確定後でも、ほどよい緊張感を保ちながらプレーできているのはCSへ向けても好材料ではある。
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この日、頭部負傷から現場復帰した八木打撃コーチからも「気合入ってやっているのは幸太郎」と打撃の状態も含めて、お墨付きをもらった。コントロールできるのは、自身の安打数だけ。やれることをやって、吉報を待つ。【木下大輔】
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