【阪神】佐藤輝明の本塁打、打点の２冠にレジェンド・バース氏が祝福コメント「来年は３冠王」

阪神佐藤輝明内野手（26）が4日、セ・リーグ全日程終了を受け、40本塁打、102打点で初タイトルの2冠を確定させた。阪神の本塁打王は86年バース以来、39年ぶり。大砲の快挙を受け、ランディー・バース氏（71）が米国から祝福のメッセージを寄せた。

「Congratulation！　本塁打王と打点王のタイトル獲得、本当におめでとう。今シーズンは素晴らしい努力の積み重ねだったと思うし、チームの優勝も重なって最高の1年になったはず。佐藤と阪神のチーム全員を心から祝福したい。102打点とともに、（生え抜きでは）カケ（85年掛布）以来の40号とは本当に素晴らしい！」。85年のリーグ優勝、日本一時に主砲を務めた掛布雅之OB会長（70）以来のメモリアルを、元3冠王はもろ手を上げて喜んだ。

佐藤輝は今季は最長17試合連続無安打の不振も経験した。「タイトルは簡単に取れるものではない。バッティングを常に良い状態に維持するには毎日の工夫が欠かせない。今年も思うようにいかない時期があっただろうが、佐藤は忍耐強く自分の打撃と向き合い続けた。その成果が数字に表れたね」。史上最強助っ人は、タイトルホルダーの苦しみにも理解を寄せた。

打率はキャリアハイの2割7分7厘。ベスト10入りは果たした。「本当は3冠王も期待していたけどね、それは来年への楽しみに取っておきたい。次は首位打者、3冠王を目指して頑張ってほしいね。佐藤ならきっとできると思う。その挑戦がチームの連覇にもつながるはずだ。そしていつかはMLBでプレーする日が来るだろう。その時には応援に駆けつけたい。ポストシーズンでの活躍も期待しているよ」。来季は86年以来、自身が2年連続で決めた虎の3冠王誕生を祈念して、メッセージを締めくくった。