ブレイキン(ブレイクダンス)の24年パリ五輪(オリンピック)男子4位で、日本選手団の旗手を務めたShigekixこと半井重幸(23=第一生命)が4日、東京・代々木公園BE STAGEで「勝ち飯」トークセッションを行った。
サポートを受ける「味の素ビクトリープロジェクト」と、現地で開催中の大会「東急不動産ホールディングスBreakin' Summit」がコラボ。23年の杭州アジア大会で金メダルに輝き、翌24年の世界選手権では銀。今年のアジア選手権や国際大会でも金のShigekixが登壇し、バトルに向けた体づくりや大会中の食事摂取法などを語った。
パワームーブなど観客席を沸騰させる激しい動きはもちろん、一時的に静止するフリーズを得意とするShigekixは「普段、脂っこいものは避けています。資質、脂身の少ないところを選びます。脂を取ると身体に脂肪が付くから、とか思われるかもしれませんけど、本当に気をつけないといけないことは、おなかの調子が悪くなるからなんです。皆さんも、おなか痛い時にスポーツで良いパフォーマンスができたことはないと思うんですけど、腸内環境を整えるために避けるようにしています」と理由を説明した。
パリ五輪までの道のりについては「3年、4年と本当に長かったんですけど、常に味の素さんにご協力いただきながら。欧州でも南米でも大きな炊飯器を持っていって。『ほんだし』を使った一口サイズのおにぎり『パワーボール』だったり、和菓子だったり。どら焼き。あと、常に水筒に入った温かい、おだし。食欲が湧きますし、特に海外へ行くと、日本を感じる味でもあるので、リラックスできる。重宝していました」と紹介した。
バトル前の朝食に関しては「吸収に時間がかかる、胃に負担がかかるものは避けます。特に当日は糖質、炭水化物、ご飯や麺、甘い物を、体と頭を活性化してくれるものをガッツリ食べています」。一方で「自分も中学生、高校生くらいまで、食生活をコントロールしようと我流で試行錯誤していました。明確に気をつけてほしいことは、とにかく食べない、カロリーを取らない、ということ。特に成長期の皆さんには減量、ダイエットも含め、ダンスをしているみんなには、僕と同じことはしないでほしいなと思います」と呼びかけた。
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「ビクトリープロジェクト」は「勝ち飯」の体験・理解、強化期の実践、本番前の実践、などを1サイクルとしアスリートをサポート。常にデータの収集・蓄積もすることで1人1人に最適なサポートを研究、提案し、より効率の高い支援を提供している。
サポートしている選手は11人で、Shigekixや柔道の阿部一二三、詩の兄妹と斎藤立ら。この日、今季開幕戦を迎えたバスケットボールBリーグの千葉ジェッツに所属する富樫勇樹も支える。団体は12でブレイキン、バドミントン、競泳、パラ競泳、車いすバスケットポールなどと伴走している。
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