<バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)開幕節:A千葉97−94長崎>◇4日◇千葉ポートアリーナ
今季B1昇格のアルティーリ千葉が、決死の攻防を制し、ホーム開幕白星を飾った。
第2クオーター(Q)の42−50、3分43秒以降だった。3連続得点で2点差に迫ると、ガード前田怜緒(28)が逆転の3点シュートを沈めると、会場はA千葉ムードに変わった。
さらにセンターのトレイ・ポーター(29)、フォワードのデレク・パードン(29)も続き、驚異の6連続得点で55−50で前半を折り返した。
第3Q開始早々に2点を加えると、再び前田がスリーを決めるなど最大14点リード。その後は激しい打ち合いとなったが、77−77の残り2秒からガード黒川虎徹(24)がスリーポイントを沈めた。
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しかし、第4Q残り1分7秒で92−92に同点に追いつかれる。それでも、残り37秒に前田が2本目のフリースローを成功させ、1点勝ち越し。その後、相手ファウルで得たフリースロー2本も決め、逃げ切った。
昨季は昨季B2ではレギュラーシーズン通算57勝3敗。ただ、プレーオフ決勝は会場の停電トラブルにより、不成立で富山グラウジーズと両クラブ優勝となったが、圧倒的な力を示し、B1昇格を決めた。
2021年に千葉市を本拠地に創設したクラブは、B3初年度にいきなりB2へ昇格。昨季のクラブ平均5348人の入場者数はB2では群を抜いてトップ。B1の昨季平均(4912人)も上回るほどの人気ぶりを見せている。
26年からはトップカテゴリーが「Bプレミア」移行するため、現行のリーグでは最後となるシーズン。「最初で最後のB1挑戦」を掲げるクラブが新たな1歩を踏み出した。
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