<フィギュアスケート:近畿選手権>◇4日◇木下アカデミー京都アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)
4大陸選手権優勝2度を誇る三原舞依(26=シスメックス)が2位発進した。
演技後半の3回転ルッツ−3回転トーループは、2本目が2回転になったものの、ジャンプ3本全て加点で65・60点。同門で首位の三宅咲綺と2・96点差につけ「後半の3回転3回転の2つ目がダブルでちょっと悔しいですけど、反省点を得たので、明日に切り替えたいです」と受け止めた。
24年12月の全日本選手権は右足首と股関節の状態悪化でフリーを棄権。コンディションと向き合いながら、節目のシニア10季目を過ごしている。
SPはグランプリ(GP)シリーズ初優勝を飾った22−23年シーズンの「戦場のメリークリスマス」再演となっており「ここ数年、苦しいシーズンが続いていて、スケートをしっかり楽しんで、もう1度氷の上に立ちたいと思った。(振付師の)デービッド(・ウィルソン)さんから『マイのスケート人生を込めてほしい』と作っていただいたプログラム。練習の1回1回も含めて、1音1音を体の全身で受け止める。思いは滑るごとに増しています。この曲で滑らせていただける幸せと、スケート人生を込める思いを、心の中から、考えながら、1回1回滑っています」と明かした。
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フリーは5日に行われる。今大会は全日本選手権(12月、東京)に向けた最初のステップとなっており「残り少ない日々。全日本のショートとフリーの最初のポーズ、キスクラで先生方と座る時に『ここまで頑張ってきて良かったな』としっかり思えるように、悔いなく毎日を過ごしていきたいです」。かけがえのない時間を、大切に過ごしていく。【松本航】
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