長友佑都(左)と長谷部誠コーチ(右)[写真]=Getty Images 日本代表のコーチを務める長谷部誠氏が取材に応じた。長谷部コーチはフランクフルトU-21と“二足の草鞋”で、2024年9月に日本代表のコーチングスタッフ入り。就任以降、今回が初めての取材対応となった。
日本代表で共闘した長友佑都とは選手とコーチという関係性に変わった。長友は2024年3月に日本代表復帰を果たし、7月に行われたE-1選手権ではキャプテンを務めるなど、現在も継続して招集されている。現在も進化を続ける39歳長友について、長谷部コーチは「日本代表にとって、非常に大きな存在だと日々感じています。彼に厳しく言えるのは自分しかいないと思っているので(笑)。多分彼も感じているとは思いますが、合宿の度に厳しい言葉をかけています」と言及した。
所属するFC東京でのプレーももちろんチェックしている。「バックパスが多かったので『バックパスが多すぎる。前にプレーしないとダメだ!』みたいな話もしました。彼に対しても他の選手と同様に指摘するところは、しっかりと指摘する。それが自分の役割」と話した。
長友はFIFAワールドカップ26予選ではベンチ外が続いたが、3バックの左ストッパーという新境地を開拓。また日々の練習で誰よりも声を出してチームを盛り上げ、ピッチ内外で存在感を示している。長谷部コーチは「日本代表にとって、とても大事な選手であることは変わらない」と前置きしつつ「他の選手たちとの競争もあるので、ワールドカップメンバーに入るため、彼はもっともっとやらなければならない」と発破をかけた。