
インド・ニューデリーで開催されているパラ陸上の世界選手権大会最終日が、日本時間5日に行われ、男子1500m(T52クラス・車いす)決勝で、佐藤友祈(36、モリサワ)が3分30秒19の大会新記録で金メダルに輝いた。佐藤は今大会の400mと1500mで2冠を達成、100mでも銀メダルと全部で3つのメダルを獲得した。
スタートから飛び出した佐藤は、早々に先頭に立つと後続を大きく引き離した。序盤から独走状態となった佐藤の一人旅は続き、そのまま1位でゴール。2位以下に100m近い差をつけての圧勝となった。
【佐藤選手コメント】
大会記録を塗り替えることができたので良かったと思う。大会を振り返って400mは大会記録更新ならなかったのは残念だったが、この大会はまずは勝ってメダルを取ることが重要だったのでそこの最低ラインの目標は達成できたと思う。次は来年のアジアパラ大会、次の世界パラでしっかり良い記録でメダルを取れるように頑張ります。
2位には、上与那原寛和(54、SMBC日興証券)が3分57秒75のタイムで入り、400mに続いて銀メダルを獲得。大会最終日に日本勢がワンツーフィニッシュで、有終の美を飾った。
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【上与那原選手コメント】
良い感じで走れた。スタートから佐藤選手が飛び出すのは分かっていたので、次のグループで自分のペースで走ることを心がけた。今大会を振り返って、(メダルも取れたし)大会自体は良かったけれど、もう少しタイムを上げていきたかった。日本に帰国して色々調整しながら次に進んでいきたい。
*トップ写真は左から上与那原選手、佐藤選手