ソシエダで久保建英を指導するフランシスコ監督 [写真]=ムツ カワモリ レアル・ソシエダがセルヒオ・フランシスコ監督の解任を検討しているようだ。6日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは、今夏にイマノル・アルグアシル前監督が退任し、中盤の主軸だったスペイン代表MFマルティン・スビメンディがアーセナルへ移籍。セルヒオ・フランシスコ監督の下での再出発に向けて、スペイン代表MFカルロス・ソレールやポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデスという即戦力を加えたが、今シーズンはここまで厳しい戦いが続いている。
開幕節は久保のゴールによってバレンシアとドローに持ち込んだが、その後はエスパニョールとの引き分けを挟んで3連敗。第6節マジョルカ戦で待望の初白星を挙げるも、バルセロナとラージョ・バジェカーノに敗れ、ここまで1勝2分5敗の成績で2部降格圏の19位に沈んでいる。
報道によると、レアル・ソシエダは即時の指揮官交代こそ検討していないものの、インターナショナルマッチウィーク明けの成績次第ではフランシスコ監督の解任に踏み切る可能性があるという。同じく下位に低迷しているセルタとの次節、本拠地『レアレ・アレーナ』でのセビージャ戦、アスレティック・ビルバオとの“バスク・ダービー”がフランシスコ監督の進退を決定づけるものになるようだ。
2022−23シーズンのラ・リーガではバルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードの3強に次ぐ4位に入り、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したレアル・ソシエダ。今シーズンは極めて厳しい序盤戦を過ごしているが、インターナショナルマッチウィークによる中断期間を経て、状況を好転させることはできるだろうか。