ベセント米財務長官=9日、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は9日、SNSへの投稿で、急落しているアルゼンチン通貨ペソを支えるため、米国がこの日、ペソを直接購入したことを明らかにした。また、アルゼンチン中央銀行と200億ドル(約3兆円)規模の流動性資金の供給枠組みで最終合意したという。
ベセント氏は「米財務省は、市場を安定させるのに妥当な、どのような例外的措置でも即座に実施する用意ができている」と強調。投機的な動きをけん制した。
ベセント氏はさらに、トランプ大統領とアルゼンチンのミレイ大統領が来週14日に会談すると明かした。ミレイ氏は来週開催される国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会に合わせてワシントンを訪れ、両機関にも支援を求めるとみられる。