
どれだけ辛い環境でも、自分のことを気にかけてくれる人はいるものだ。投稿を寄せた40代男性(神奈川県)は、会社を辞める際、上司からもらった言葉に心を打たれた経験がある。
「経営陣がイエスマンばかりのブラック企業を退職したとき、定年間近の上司が『年寄りの相手は年寄りがする。君は羽ばたきなさい。頑張るんだよ!』と言われました」
自身の事より若手の将来を思い遣る上司の熱いメッセージは、「ずっと忘れない言葉です」と男性の心に刻まれたようだ。(文:湊真智人)
上司の一言で退職を決めた男性「あー、もう限界。逆にスッキリしたわ」
先の男性とは一転、上司の言葉が退職のきっかけになった人もいる。投稿を寄せた40代男性(北海道)は、ある日の「遅番勤務」での出来事を明かした。
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当時男性はうつ病と診断され、1週間後に休職する予定だった。その日も感情が不安定な中で勤務を続けていたが、都合が悪いことに利用者からクレームが発生してしまう。そこに上司が現れ、男性に向かって唐突にこう叫んだ。
「オレは今、奥さんが生きるか死ぬかのところなんだ!!」
上司の詳しい状況は不明だが、自分優先で頭ごなしに感情を爆発させてきたのだ。しかし上司の胸中を推し量るだけの精神的余裕は男性にはなかった。
「だったら行ってやんなよ、の言葉は飲み込みましたが、不信感が限界に達した私は『あー、もう限界。逆にスッキリしたわ。辞めます』とキレてしまい、退職の覚悟を決める1つの理由となりました」
結局、上司の一言がトドメとなり男性は職場を去ったということだ。
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