ブラジル代表で「9番」を背負うリチャーリソン [写真]=Getty Images 日本代表は14日、『味の素スタジアム』で開催されるキリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦する。
FIFAワールドカップ26アジア予選を圧倒的な強さで突破し、8大会連続8回目の本大会出場を決めた日本代表。優勝という壮大な目標を掲げる大舞台に向けて、現在は戦術の構築や浸透、新戦力の発掘などを図っており、今月は南米の強豪2カ国と激突。10日に行われたパラグアイ戦を2−2で終え、いよいよ明日、FIFAワールドカップで過去最多5度の優勝を誇る“サッカー王国”ブラジルと対戦する。
ブラジルは南米予選でまさかの大苦戦を強いられたものの、5月に就任したカルロ・アンチェロッティ監督の下で23大会連続23回目の本大会出場を決めた。10日に行われた韓国代表との国際親善試合ではロドリゴやヴィニシウスらを擁する強力攻撃陣が爆発し、5−0で大勝。勢いに乗った状態で来日し、通算対戦成績で11勝2分、現在6連勝中としている日本代表との一戦に臨む。
今回の招集メンバーに名を連ねたリチャーリソン(トッテナム・ホットスパー/イングランド)にとって日本は“特別な地”。というのも、同選手は2021年に開催された東京オリンピックにU−24ブラジル代表として参加し、金メダルを獲得している。今回の来日に際しては、ブラジルサッカー連盟(CBF)を通じて「この喜びは計り知れない。オリンピックで金メダルを獲得したという素晴らしい思い出がある。大好きな国だし、ファンのみんなが温かく迎えてくれたら嬉しいよ」とコメントしている。
試合に向けては「韓国戦と同じインテンシティーを見せなければならない。監督の信頼を得られているからこそ、トレーニングで培ってきたことを実践し、良いパフォーマンスをする必要がある」と意気込み。続けて、欧州での実績も豊富なアンチェロッティ監督について次のように語った。
「彼は僕たちに自信を与えてくれる。韓国戦では全員が自信に満ち、インテンシティーを発揮することができた。監督から信頼されると、よろ落ち着いてプレーできるし、物事がよりスムーズに進む。監督が寄せてくれた信頼にピッチ上で応えたい」
日本とブラジルの一戦は14日の19時30分キックオフ予定。試合の模様はテレビ朝日系列で全国生中継されるほか、TVerとABEMAでも生配信される。
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