日本代表の森保一監督 日本代表は13日、14日に迫ったキリンチャレンジカップ2025 ブラジル代表戦に向け、会場の東京スタジアム(味の素スタジアム)で公式会見を行った。
森保一監督は「9月の2試合、10月のパラグアイ戦と勝利できていないので、ホームですし結果にこだわって勝利を目指して戦います。勝利と成長、思い切ってチャレンジすることを考えて、試合に挑みたい」と意気込みを語った。
ブラジルは10日に韓国代表と対戦し、5-0で圧勝している。「シンプルに強いなと思いました。世界トップトップのクオリティを持った選手たちの集団ですし、監督も世界トップトップ」と印象を語った。その上で「(日本の)選手たちは欧州の舞台で経験を積んでいます。同じ目線で戦い、自分たちが何ができて、何が足りないのか。チャレンジした上で振り返って成長につなげていきたい」と述べた。
ブラジルとは過去13度対戦し、0勝2分け11敗で6連敗中。いまだ勝利がなく、明日は歴史的一勝を目指す。「ブラジルに対して初勝利したいですし、できるだけの選手はいると思っています」と自信を覗かせる。「親善試合で勝ちたいですけど、本番で勝てる力をつけること。経験を重ね、W杯で勝つための力をつけたい」と続けた。
明日のチケットは完売。満員の東京スタジアムで戦うことになるが、森保監督は「スタジアムの“色”」について言及した。「世界的強豪のスーパースターを見に来ること。スポーツ・サッカーに携わるものとして、サポーターに楽しんでもらえるということで人それぞれの価値観があると思う」と前置きした上で「(黄色ではなく)青色で染まった方がプレッシャーになるし、モチベーションになると思います。自然と『強い日本だから応援する』ということを目指していかないといけない」と説いた。「将来的に考えても日本人が日本代表を誇ってもらえるように。(ブラジルに)リスペクトはしながらも、『ここは日本なんだ!』という雰囲気があれば勝つ確率は上がる」と共闘を求めている。