トウシンラヴ(撮影:竹之内元) 秋の東京開催は3週目を迎える。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、それぞれの初陣に注目だ。
【10月18日(土) 東京芝1400m(牝馬)】
◆ソチミルコ(牝、父リオンディーズ、母キラープレゼンス、美浦・宮田敬介厩舎)
叔父にキラーアビリティ(ホープフルS)がいる。「前進気勢が強いタイプ。まだ課題があるけど、現状で特に折り合い面の問題まではありません。デビュー前としては十分に動けています」と宮田敬介調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
◆トウシンラヴ(牝、父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド、美浦・高柳瑞樹厩舎)
4歳上の全兄に同厩舎で活躍中のトウシンマカオ(重賞5勝、スプリンターズS2着)がいる。「そんなに大きくないけど、筋肉質でムッチリとした体形。兄と同じく芝向きで、この馬も短めの距離が合いそうです」と高柳瑞樹調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。
【10月18日(土) 東京芝1600m】
◆ジュナベーラ(牝、父スワーヴリチャード、母エクセランフィーユ、美浦・木村哲也厩舎)
Frankel産駒の母は同厩舎で管理され、芝1600〜1800mで3勝した。叔父にはレクセランス(デビュー戦→福寿草特別→すみれSまで3連勝)がいる。「軽い走りをするし、素材はいいと思う。まだ色々と課題があるので、うまく修正していきたいです」と太田調教助手。
◆ショウナンサイオウ(牡、父ドレフォン、母ショウナンパンドラ、美浦・奥村武厩舎)
母は秋華賞、ジャパンCの勝ち馬。叔父にオールナット(チャレンジC)、叔母にチェルビアット(NHKマイルC3着)がいる。「いいスピードがありそう。もう少し前向きさが欲しいけど、まだまだ変わってくると思う。いい馬です」と奥村武調教師。鞍上は池添謙一騎手が予定されている。
【10月19日(日) 東京芝1800m】
◆スペルーチェ(牡、父レイデオロ、母レーヴディソール、美浦・宮田敬介厩舎)
母は阪神JFの勝ち馬。おじにアプレザンレーヴ(青葉賞)、レーヴミストラル(青葉賞、日経新春杯)など一族に活躍馬が並ぶ。「運動神経がいい。すごく走りが軽いし、芝の実戦で切れそうなイメージです」と宮田敬介調教師。鞍上は三浦皇成騎手が予定されている。
◆ランズダウンロード(牡、父コントレイル、母シユーマ、美浦・木村哲也厩舎)
母はイギリスとカナダのG1を2勝。半兄にブレステイキング(チャレンジC3着)、伯父にSiyouni(フランスの種牡馬)がいる。「いいバネがあるけど、まだ気持ちの面が難しい。そのあたりを修正していきたいです」と太田調教助手。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)