【ソフトバンク】さぁCSファイナル開幕!小久保監督「何をされても驚かない」泰然自若で新庄ハム撃破だ

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2025年10月14日 18:40  日刊スポーツ

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前日会見で話をするソフトバンク小久保監督(撮影・梅根麻紀)

王者の貫禄を見せつける。「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージは15日、みずほペイペイドームで開幕する。今季リーグ連覇を達成したソフトバンク小久保裕紀監督(54)は、予測不可能な日本ハムの新庄野球にも泰然自若を貫くと決意。「何をされても驚かない」とCS突破へ意気込んだ。シーズン終盤まで覇権を争ったライバルとの“最終決戦”が、いよいよ始まる。


   ◇   ◇   ◇


決戦前日、小久保監督は胸を高ぶらせた。引き締まった表情でCSファイナルステージ前日会見に出席。ライバル日本ハム戦の展望を問われると、堂々たる口調で語った。


「今年パ・リーグをしっかり盛り上げた2球団だという自負がある。レギュラーシーズンの勝敗もほぼ互角。8月後半、9月とほぼ一騎打ちの優勝争いを繰り広げてきた相手なので、我々もすごく楽しみです」


日本ハムとのシーズン成績は13勝12敗。辛うじて勝ち越すも、計14試合が1点差ゲームだっただけに激戦は必至だ。新庄監督ならではの仰天采配も経験。予期せぬ継投リレー、作戦も目の当たりにしてきたが、動揺することはない。指揮官はすでにチーム全員に共通認識を持たせていた。


「何をされても驚かないというのを選手と首脳陣には伝えている。僕自身も何をされても驚かない。彼(新庄監督)なら仕掛けてくるだろうな、という思いは常に持っています」


試合になれば胸の高ぶりを抑え、冷静に戦う。今季は故障者が相次ぐ中、春先の単独最下位から驚異のV字回復で連覇を飾った。今こそ逆境を乗り越えてきた王者の貫禄を見せる時。日本ハムはファーストステージを2連勝で突破するなど勢いに乗るが、地元福岡で返り討ちにする。


10月8日、小久保監督は54歳の誕生日にCSと日本シリーズを「あと2つの山」と表現した。まずは15日から1つ目の山が始まる。「ミスを犯そうと思ってやっている選手はいない。積極的に攻めたミスは一切責めない。そういうアグレッシブなプレーを期待しながら」。しのぎを削ってきたライバルとの最終決戦。小久保ホークスが、慌てず焦らず落ち着いて勝つ。【只松憲】


◆CSファイナルステージの主なルール 6試合制。先に4勝したチームが日本シリーズに進出。シーズン優勝球団には1勝のアドバンテージが与えられる。引き分けが生じた場合、引き分けを除く勝利数が同じならシーズン優勝球団が進出する。悪天候などにより日本シリーズの3日前までに所定の試合を消化できなかった場合、その時点の勝利数で勝者を決定。延長は12回まで。12回表終了時や12回裏の攻撃中に後攻の勝ち上がりが確定した場合、その時点でコールドゲームとなる。


▼初戦を取れば突破率100%!? 日本シリーズをかけたプレーオフ、CSでアドバンテージを含めた2勝0敗は過去31度あり、17年広島を除く30度が日本シリーズ進出。突破率は97%と非常に高く、パ・リーグでは突破率100%だ。ソフトバンクも過去5度2勝0敗のケースがあったが、いずれも突破している。

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