2ゴールを記録したクリスティアーノ・ロナウド [写真]=Getty Images FIFAワールドカップ26欧州予選・グループFの第4節が14日に行われ、ポルトガル代表とハンガリー代表が対戦した。
ここまで3試合を消化した欧州予選で全勝を記録し、グループFの首位を走るポルトガル代表。ホームにハンガリー代表を迎え撃つ今節で勝利を収めると、7大会連続のワールドカップ出場が確定する。注目が集まる大一番に、クリスティアーノ・ロナウドやブルーノ・フェルナンデスなどが先発出場した。
試合は開始早々の8分にサライ・アティッラの得点でハンガリー代表が先制したものの、22分にポルトガル代表がスコアを振り出しへと戻す。ポゼッションで相手を押し込みつつ、敵陣中央でボールを持ったヴィティーニャが縦パスを供給。ネルソン・セメドが右ポケットに運びながらゴール前に押し返すと、ディフェンスとの駆け引きを制したC・ロナウドが反応する。“エース”がワンタッチで合わせて同点弾を挙げた。
さらに前半アディショナルタイム、再びハンガリー代表を押し込んだ状況でヌーノ・メンデスが左サイドに展開。ペドロ・ネトがドリブルを仕掛ける仕草を見せながらバックパスを選択すると、リターンを受けたN・メンデスがダイレクトでアーリークロスを入れる。鋭いボールはファーに向かい、飛び込んできたC・ロナウドが右足でシュート。またもワンタッチでネットを揺らして逆転に成功した。
だが、終了間際に劇的な結末が訪れる。サライ・アティッラが前線にロングボールを送り、競り合ったヴァルガ・バルナバーシュが頭でダニエル・ルカーチにパス。ボックス内でマーカーを縦に振り切って折り返すと、ニアにポジションを取ったバルナバーシュはスルーの判断を選ぶ。ファーに流れたボールをドミニク・ソボスライが詰め、土壇場でハンガリー代表が追いついた。
結局、そのまま試合は2−2で終了。ポルトガル代表の本大会出場決定は持ち越しとなった。次節は来月13日に行われ、ポルトガル代表はアウェイでアイルランド代表と対戦。ハンガリー代表はアウェイでアルメニア代表と対戦する。
【スコア】
ポルトガル代表 2−2 ハンガリー代表
【得点者】
0−1 8分 サライ・アティッラ(ハンガリー代表)
1−1 22分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
2−1 45+3分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
2−2 90+1分 サライ・アティッラ(ハンガリー代表)