「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が14日までにX(旧ツイッター)を更新。自民党総裁選に立候補した小泉進次郎農相(44)の陣営で総務・広報班長を務めた自民党の牧島かれん元デジタル相の「ステマ問題」をめぐり、選挙プランナーで株式会社ダイアログ松田馨代表が声明を発表したことについて言及した。
松田氏は同社公式サイトに「自民党総裁選に関する週刊誌報道について」との声明文を掲載。牧島氏の事務所関係者が、動画サイト「ニコニコ動画」で、進次郎氏に好意的なコメントを投稿するよう、文例などを作成して依頼していたとの報道について「これにより牧島氏の名誉が毀損され、誤解が広がっていることに対し、当社として正確な情報を発信すべきと判断し、コメントを発表します」と説明した上で、「各種報道を受けて社内調査を行ったところ、当該コメントの例文案を作成したのは、当社の従業員であることを確認いたしました。したがいまして今回の総裁選の動画配信に関し、牧島氏がコメント例を作成しその投稿を主導したかのように受け取れる記事の記載は、事実と異なります」とした。
ひろゆき氏は「コメント工作をやったのが、政治家の牧島氏ではなく、民間の会社であるという自白。牧島氏が否定せずに3週間経って、会社が自白したのは、『秘書がやりました』というのと同じパターンな気がする」と指摘。「勝手に会社がやったなら、初日に『無実です』って報告するはずじゃん。違ってたらごめんやけど」と締めくくった。
同社公式サイトでは「本件について、当社の従業員が作成したコメント例文案に一部行き過ぎた表現が含まれていたため、結果としてそのコメント例文の各事務所宛への送付を担当された牧島氏や牧島事務所のスタッフの方をはじめ、関係者の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたこと、また国民の皆さまに疑念を抱かせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。再発防止に向け、社内ガイドラインの制定や複数チェック体制の導入などの措置を実施するとした。
続けて「政治家がニコニコ動画への出演にあたり、支援者に対して応援コメントを呼びかけること自体は、通常の選挙運動においても広く行われているものです」と説明し、「報酬を受け取る広告であることを隠した『ステマ』に該当するものではなく、これを『ステマ』と報道することは、誤った印象を与えかねないものであると言わざるをえません」と指摘。
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「ただ当社は、我が国のために働こうとする政治家の皆さまに対する尊敬に基づき、その志を支えることを使命としてきました。にもかかわらず、当社の従業員が作成した例文案に、他の候補者を貶める意図はなかったとはいえ、そう受け取られかねない表現が含まれていたことは事実であり、痛恨の極みであります。責任はすべて代表である私にあり、本件に対するご批判を真摯に受け止め、重ねてお詫び申し上げます」とあらためて謝罪。「役員報酬の減額とともに、従業員一同が当社の使命に基づく業務ができるようになるまでの間、私の責任と監督の下で業務遂行をするよう再発防止策を徹底し、信頼回復に向け誠心誠意取り組んでまいります」とした。
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