秋華賞2025に出走予定のジョスラン(今年9月撮影、ユーザー提供:やぎさん) GI・3勝を挙げたエフフォーリアの全妹となるジョスラン(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。
ジョスランは父エピファネイア、母ケイティーズハート、母の父ハーツクライの血統。全兄のエフフォーリアは21年の皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念の覇者。半姉のペリファーニアは23年の桜花賞の3着馬。曾祖母は名繁殖牝馬のケイティーズ(Katies)なので、ヒシアマゾンやアドマイヤムーン、スリープレスナイトなどと同じ一族となる。
24年12月のデビュー戦を快勝。続くフラワーCは上位に伸び負けての4着だったが、キャリア1戦での重賞挑戦を考慮すれば、決して悲観する内容ではなかった。その後、自己条件のカーネーションCで2勝目を挙げて、夏場は休養へ。休み明けとなった前走の紫苑Sは直線で追い上げてクビ差の2着。逃げ切ったケリフレッドアスクとは位置取りの差が出たものの、勝ちに等しい内容で本番の優先出走権を獲得した。
GI初挑戦の今回は初の関西圏での競馬となるが、陣営は1週前に栗東に移動してレースに向かうことを決定。対策に抜かりはない。目指すは同じく鹿戸厩舎に所属した兄に続くGI制覇。大一番で良血開花となることを期待したい。