
「私の行動により、市民の皆さま、議会の皆さま、並びに当該職員やそのご家族の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」
10月17日の午後に開かれた会見で、冒頭のように述べた群馬県前橋市の小川晶市長。
“密会”市長が給与半額で続投の意向
「市長は続けて、“市役所の職員の皆さまにも通常業務以外の負担をおかけしていること、大変申し訳なく思っております”と謝罪。これは、市長が市職員の既婚男性とラブホテルで10回以上も“打ち合わせ"を重ねたことを受けての謝罪です。
この“密会”が発覚した当初、市役所には数多くの問い合わせやクレームが殺到し、市の職員は対応に追われていました。市長はあくまで打ち合わせで男女の関係はなかったとしており、ラブホテルを選んだ理由については、“安全な場所というような認識”だったと答えています」(全国紙政治部記者、以下同)
不信感しか残らない市長の弁明。会見では、報道直後から注目を集めている自身の“進退”についても語った。
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「市長は、“市長就任以降、市民と約束した公約を実現するために全力で取り組み、ひとつひとつ歩みを進めてきた”としたうえで、自身の給与を半額にし、続投する意向を表明。
辞任や出直し選挙も頭に浮かんだと述べていましたが、“選挙のときの公約を一日でも早く、果たしてほしい"という市民の言葉を受けて、公約実現が責任であると感じたそうです」
この会見を受け、ネット上では、
《給与減額を求めているわけではない》
《給与の減額で済む話ではないと思います》
《どこまで図々しいの…》
《まさかですね、 全額削減の間違いですよね》
と、その処遇に反発する意見が寄せられる一方で、
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《職員の奥さんがかわいそう》
《職員の奥さんがすごく我慢しているのがよくわかる》
と“密会”が報じられた男性職員の妻を気遣うコメントも数多く散見された。
「今月14日、男性職員の奥さんが代理人弁護士を通じて、その胸の内を告白。市長については、“今回の件に関し快く思わない面もあります”としたうえで、“一日も早く元通りの平穏な生活に戻りたい”としていました。
奥さんの告白には、同情の声が多数上がっています。市長の言うように応援する意見もあるのかもしれません。ただ、市の職員家族を傷つけるような市長に、市民の安寧が確保できるのでしょうか。この続投は理解に苦しみます」(前出・全国紙政治部記者)
給与の半減と引き換えに続投意向を示した小川市長。その処遇を不十分と感じる人が多かったようだ。
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