強制連行で被爆「歴史の継承を」=中国人元労働者らを追悼―広島

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2025年10月19日 17:01  時事通信社

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時事通信社

太平洋戦争中に強制連行された中国人元労働者の追悼式で、献花する孟憲法さん=19日午後、広島県安芸太田町
 太平洋戦争中に強制連行され、広島で被爆した中国人元労働者らの追悼式が19日、広島県安芸太田町で開かれた。強制連行の歴史を継承する市民団体が主催。被爆80年の節目に「歴史の継承を続ける」として、平和と日中友好を願った。

 市民団体によると、同町の安野発電所の建設現場では、西松組(現西松建設)の下で360人が働かされ、被爆死5人を含む29人が亡くなった。

 同発電所近くで開かれた追悼式には、元労働者孟昭恩さん=2006年に83歳で死去=の三男、憲法さん(55)が中国河北省から参加。「父はこの地で大変な苦しみを受け、九死に一生を得た。歴史に正面から向き合い、戦争を起こさないよう最大の努力をしなければならない」と声を詰まらせた。 

追悼式に先立ち、碑に刻まれた父・孟昭恩さんの名を指す憲法さん=19日午前、広島県安芸太田町
追悼式に先立ち、碑に刻まれた父・孟昭恩さんの名を指す憲法さん=19日午前、広島県安芸太田町

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  • 公式の記録として「強制連行」は存在しないでしゅw
    • イイネ!9
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