上田綺世が前半だけでハットトリックを達成した [写真]=Getty Images エールディヴィジ第9節が行われ、ヘラクレスとフェイエノールトが対戦した。
フェイエノールトは、リーグ戦8試合を戦って無敗を維持しており、前節終了時点でリーグ首位に立っている。次節は2位PSVとの直接対決が控えているため、ここで勝ち点「3」を着実に積み重ねたいところ。日本代表FW上田綺世は先発出場し、日本代表DF渡辺剛はふくらはぎの負傷のためメンバー外となった。
試合は7分、代表帰りの上田綺世が早速決めた。敵陣ボックス手前での相手選手のパスミスを見逃さず、右足を一閃。シュートは枠に当たりながら、ゴール左隅に突き刺さり、フェイエノールトが先制点を奪った。
フェイエノールトはさらに28分、折り返しのパスをセム・スタインがシュート。これはブロックされたものの、こぼれ球をアニス・ハジ・ムサがシュート。フェイエノールトが加点した。
そして33分、またしてもこの男が決めた。敵陣左サイドでのスローインから、アニス・ハジ・ムサがボックス内で折り返しのパス。これを上田がワンタッチで合わせ、シュートをゴール中央上に突き刺した。
さらに38分、フェイエノールトは左サイドからボックス内へクロスを上げると、相手選手にデフレクションしながらボールは上田の足元に。これを左足で冷静に決め切り、上田が前半までにハットトリックを達成した。
後半、フェイエノールトのロビン・ファン・ペルシー監督は、日程を考慮して上田とジョーダン・ボスを下げ、サイル・ラリンとヤン・ブラグを投入した。
4点リードのフェイエノールトは56分、スタインがジョルダン・ロトンバのボックス右からの折り返しをワンタッチで合わせ、チーム5点目を記録。さらに59分にも左CKの流れからハジ・ムサがボックス内でボールをキープし、鮮やかな切り返しからゴールファーサイドに決め、リードを6点差とした。
勢いが止まらないフェイエノールト。80分にも自陣でのボール奪取からレオ・ザウアーがDFラインの背後へスルーパスを送ると、これに反応したゴンサロ・ボルジェスが左足でゴール左上にシュートを叩き込み、チーム7得点目を記録。ボルジェスにとっては嬉しい移籍後初ゴールとなった。
その後もフェイエノールトが試合をコントロールし、7−0でヘラクレスに大勝した。
フェイエノールトは、23日にヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第3節でホームでのパナシナイコス(ギリシャ)戦に臨み、26日にホームでPSVと対戦する。一方のヘラクレスは次節、25日にアウェイでフォレンダムと対戦する。
【スコア】
ヘラクレス 0−7 フェイエノールト
【得点者】
0−1 7分 上田綺世(フェイエノールト)
0−2 28分 アニス・ハジ・ムサ(フェイエノールト)
0−3 33分 上田綺世(フェイエノールト)
0−4 38分 上田綺世(フェイエノールト)
0−5 56分 セム・スタイン(フェイエノールト)
0−6 59分 アニス・ハジ・ムサ(フェイエノールト)
0−7 80分 ゴンサロ・ボルジェス(フェイエノールト)
【ハイライト動画】上田綺世が前半だけでハット達成の大暴れ! vsヘラクレス