「ボイスシネマ声優口演ライブ」31日開幕 羽佐間道夫「ストーリー理解していなくても大丈夫」

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2025年10月20日 06:00  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

羽佐間道夫(左)と山寺宏一

声優の羽佐間道夫(91)山寺宏一(64)林原めぐみ(58)武内駿輔(27)らが出演する「20周年記念 ボイスシネマ声優口演ライブ2025」の東京公演が、31日に東京・読売ホールで開幕する。


同ライブは全国4都市で7公演行われる10月31日〜11月2日に東京・読売ホールで4公演、11月22日に愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館、12月6日に宮城・仙台電力ホール、同20日に大阪・新歌舞伎座で行われる。


「ボイスシネマ声優口演」は、映画「ロッキー」シリーズのシルベスター・スタローンの吹き替えで知られる羽佐間が、2006年(平18)に「声優の力で無声映画をよみがえらせたい」と立ち上げた舞台企画。チャーリー・チャップリン、バスター・キートン、ハロルド・ロイドなどの無声映画の名作に、生演奏の音楽と、ライブで声優が吹き替えるステージ。「ロイドの巨人征服」「チャップリンの犬の生活」「チャップリンのキッド」「キートンの文化生活一週間」を上演。他に井澤詩織、井上和彦、寿美菜子、濱健人、速水奨、平野綾等が出演する、冨永みーな等の声優が出演する。


羽佐間は「アニメから来てくれるファンの方がとても多いんです。林原めぐみさんや山寺宏一さんなど、普段は“声”だけで親しんでいる声優が、舞台上で生の声を届ける。その姿を間近で見られること自体が大きな魅力。映画の細かいストーリーを事前に理解していなくても大丈夫。目の前で声優がその場で演じる姿を、ただ見て、聞いて、感じてもらえれば、それだけで十分に楽しめます」。


山寺は「チャップリンの『犬の生活』なんて、正直、僕らが声を入れなくても十分に面白いんです。映画の完成度があまりに高いから、声優が声を当てるのは“余計なこと”なのかもしれない。でも、その余計なことをあえてやることで、新しい表現の可能性が生まれる。完成された作品にどう向き合い、自分の声でどう付加価値を生み出すか−−そこに挑戦の意味があるんです」と話している。

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